近畿経済産業局、2025年の大阪万博に向け「空飛ぶクルマ」プロジェクト

水素燃料使用、関西中小企業がドローン開発に挑む





出典:近畿経済産業局プレスリリース

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で水素エネルギーを動力とした「空飛ぶクルマ」のデモフライトを目指す——。水素社会の実現に向けた取り組みとして、近畿経済産業局が2019年1月30日までに、水素エネルギーを活用したドローン開発プロジェクトを開始すると発表した。

近畿経済産業局は、エネルギーや環境技術分野のイノベーション創出と情報発信を目的に発足した関西発の「関西スマートエネルギーイニシアティブ」にて、空飛ぶクルマを含む次世代の水素エネルギー活用方法を検討してきた。







そして近畿経済産業局はこのほど、関西地域の中小企業とともに、水素エンジンを動力源とする一人乗りドローン「HyDrone(ハイドローン)」プロジェクトを立ち上げた。民間からはロータリーエンジン開発を行う株式会社日東工作所(本社:大阪府枚方市/代表取締役社長:更谷雄三)と無人航空機の開発を手掛ける株式会社エアロジーラボ(本社:大阪府箕面市/代表取締役社長:谷紳一)、産業ドローンを開発する菱田技研工業株式会社(本社:大阪府堺市/代表取締役社長:菱田聡)が、発足時の準備委員会メンバーとして参加する。

出典:近畿経済産業局プレスリリース

HyDroneは回転翼を6機搭載するヘキサコプターと呼ばれる形状を持つ。搭乗人数は1人、エンジンは水素ロータリーエンジンを採用し飛行時間60分以上を目指す。特徴は水素を燃料とする「水素ロータリーエンジン・ハイブリッドシステム」だ。

ロータリーエンジンは構造がシンプルで軽量化しやすく、高回転・高出力というメリットがある。ハイブリッドシステムと組み合わせロータリーエンジンを発電専用にすることで、航続距離アップと安定性向上を狙う。

2025年大阪・関西万博に合わせ、2019年度よりプロトタイプの作成を始め、2022年から2024年にかけて実機制作とテストフライトを実施したいとしている。本プロジェクトでは駆動系からソフトウェアまで各領域における参画企業を引き続き募集している。







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