農業機械メーカーの井関農機株式会社(本社:東京都荒川区/代表取締役社長:木下榮一郎)は2018年12月16日までに、無人運転ロボットトラクタ「TJV655R」のモニター販売を始めると発表した。
このトラクタは井関農機が進める農作業のICT(情報通信技術)化の一環であり、生産性の向上や農作業の省力化に寄与することを目指している。同社の自動操舵農機はTJV655Rが3機目となる。
TJV655Rは有人監視下での使用が原則となるが、例えば無人ロボット1台と有人の農機1台が同時作業をすることなどにより、作業の省力化と生産性向上を図ることが可能となる。TJV655Rでは作業経路の設定も簡単にできるようにされていることも特徴。
またGNSS(全球測位衛星システム)活用の自動操舵技術「ISEKIドリームパイロット」の位置情報を無線基地局RTK(リアルタイム・キネマティック)で補正することにより、精度の高い作業も可能にするという。
TJV655Rの希望小売価格は1307万8800円(税込)で、年間販売目標台数は10台。
【参考】関連記事としては「【各社戦略まとめ】自動運転農業機械に秘めた可能性 スマート農業市場、2025年に120億円市場」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 12, 2018