自動運転タクシー、貨客混載での活用に注目高まる 「人流×物流」のダブル革新

物流業界の人手不足解消の糸口に


自動運転タクシー——。株式会社ZMPと日の丸交通株式会社が日本で実証実験を実施したことでも話題になり、アメリカではグーグル系ウェイモが2018年12月にも商用サービスとして営業をスタートさせる。この自動運転タクシーについて、人を運ぶという点ではもちろんだが、もう一つの潜在性にも注目が集まりつつある。それは人だけではなく荷物も運ぶという貨客混載での活用だ。







貨客混載については現在、自動運転ではない一般タクシーでもその取り組みは行われつつある。例えば佐川急便は北海道内の有限会社HEYタクシー(本社:北海道当麻町)と提携し、佐川急便旭川営業所で扱う荷物をHEYタクシーのドライバーが乗客利用が比較的少ない日中を利用して個別配送するという仕組みを導入している。

EC(電子商取引)市場の成長で人手不足に悩む物流業界にとって、貨客混載に対する期待は大きい。タクシー側も新たな収益源として事業の柱になる可能性もあることから、導入に積極姿勢を示す事業者もいる。

そもそも自動運転技術が導入されれば「雇用がどうなるの?」「タクシー会社はどうなるの?」という議論はあるが、自動運転タクシーが貨客混載の仕組みを導入すれば物流業界に良い影響を与える可能性は大きい気がする。AI(人工知能)などの活用で集荷・配達・ルートなどの効率が進めばなおさらだ。

自動運転タクシーがどのような使われ方をしていくのか、その行く末が楽しみだ。







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