オンライン宿泊予約サイト「Booking.com」を運営するブッキング・ホールディングス(本社:オランダ)が2018年11月4日までに、シンガポールの配車・ライドシェアサービス大手のGrab(グラブ)へ出資を行い、戦略的資本提携を結んだことが明らかになった。
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出資額は2億ドル(約220億円)。今回の提携でBooking.comのユーザーはGrabのサービスを、GrabのユーザーはBoooking.comのサービスを利用できるようになる。
今回の戦略的資本提携に際して、ブッキングホールディングスのシニア・バイス・プレジデントであるトッド・ヘンリック氏は「グラブはここ数年で東南アジアで飛躍的に拡大をし、大企業としての地位を確立した」と評価。その上で、旅行体験の向上にグラブのテクノロジーが加わることを楽しみにしている、との考えも示した。
グラブのミン・マー社長は「東南アジアのオンライン旅行市場の規模は2025年までに3倍近くになる」と説明した上で、「ブッキングホールディングスによる出資は、事業拡大を続けるグラブへの信頼の証である」とコメントを出している。
Grabは2018年末までに30億ドル(約3400億円)の資金調達を計画しており、今回の資金調達を含めて累計調達額は22億ドル(約2500億円)に達した。
【参考】関連記事としては「シンガポールの配車大手グラブ、Masterカードと提携 金融サービス拡充へ」を参照。
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