米スタートアップAeva、50億円を資金調達、自動運転向け小型センサーの性能強化へ

センサーセット、1個2万円ほどから



元アップルの技術者2人が立ち上げた米スタートアップ企業のAevaが、ベンチャーキャピタル(VC)のカナン・パートナーズやラックス・キャピタルなどが主導したシリーズAラウンドで4500万ドル(約50億円)を資金調達したことが、2018年10月30日までに明らかになった。


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Aevaは、アップル社で自動運転プロジェクト「タイタン(Titan)」に関わっていたSoroush Salehian氏とMina Rezk氏が2017年に創業した会社。自動運転の「目」とも呼ばれるLiDARを中心とした次世代センサーを開発し、特にコンパクトでエネルギー消費が少なく済むセンサー技術が自慢だ。創業からわずか1年で従業員は既に100人規模に上っているとされている。

今回調達した資金は、Aevaのこれまで開発した技術の一層の性能の向上などに充てられるとみられる。

AevaはLiDARなどの関連センサーをコンパクトに集約し、それを1個200ドル(約2万2000円)から300ドル(約3万3000円)程度で販売している。今後、自動運転向けの独自プロセッサを開発することで、より効率的な情報処理の実現を目指しているようだ。

【参考】関連記事としては「自動運転業界、スピンアウト系スタートアップが躍進 Aeva、Aurora、Pony.ai、Zoox、Kodiak…」も参照。



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