東京都議会の音喜多駿議員は2018年10月8日、都議会の最終日(5日)に議決された「白タク行為への更なる対策強化を求める意見書」(発起人・都民ファーストの会)について、「『ライドシェア』を白タク行為と結び付けて攻撃する意図があることが明白な内容」だと自身のブログで批判を展開した。
音喜多議員は「違法な白タク行為を取り締まることにはもちろん異議はありません」とした上で、意見書の中でライドシェアを否定する文脈が明記してあることを指摘。ライドシェアについて音喜多議員は「次なる経済政策の目玉」とし、意見書の内容に懐疑的な姿勢を示した。
音喜多議員は、ライドシェア解禁にタクシー業界が強く反発していることについて触れた上で、都民ファーストの会が都議選直後から団体ヒアリングを行っていたことについても説明し、「業界団体に大量のパーティー券を買ってもらっているうちに、すっかり業界団体の意向を斟酌することになってしまったようです」としている。
音喜多議員は「こうした業界や労働者団体から支援を受けている既存政党では、規制緩和を強力に推し進めることはできません」と語っている。
【参考】ライドシェアについては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ|自動運転ラボ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 13, 2018