寝ててもOK…ボルボがついにレベル4自動運転車を発売へ

新型XC90を2021年に発売



スウェーデン自動車メーカー大手ボルボが、2021年にも先進的な自動運転技術を搭載した新型SUV(多目的スポーツ車)「XC90」を発売すると2018年6月29日までに発表した。新型XC90には、高速道路などの限定的な運転環境下で全ての運転をシステムが担う自動運転レベル4(高度運転自動化)の自動運転技術が搭載される。つまり運転手は寝てても目的地までたどり着くことができる。


【参考】6段階の自動運転レベルに関する定義は「自動運転レベル0〜5まで、6段階の技術到達度をまとめて解説|自動運転ラボ 」も参照。

新型のXC90には「Highway Assist」と名付けられた自動運転機能が搭載される。クラウド上にある情報を基にシステムがナビゲーションを行い、自動運転の「目」とも呼ばれるLiDAR(ライダー)や車載カメラ、車間探知レーダーを活用しながら車両を目的地まで走らせる。

ボルボのハカン・サミュエルソン最高経営責任者(CEO)は「中途半端な状態での自動運転は、最終的に人々の不信感を煽る結果となる」と述べている。一刻も早くレベル4以上のシステムを実装した車両の販売をスタートさせるという意欲が感じられる。

ボルボ傘下の商用大型車メーカーであるUDトラックス株式会社(本社・埼玉県上尾市/代表取締役社長・村上吉弘)も2030年を目途に完全自動運転の実現を目指す計画をすでに発表している。


【参考】UDトラックスの自動運転に関する取り組みは「UDトラックス社、2030年目途に完全自動運転や電動化実現へ|自動運転ラボ 」も参照。


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