ライドシェアやタクシーの上部にデジタルサイネージを取り付け、位置情報と紐付いた広告を配信する——。こうした事業を手掛けているのが米スタートアップ企業のFireFly社で、モビリティ広告の新たな形として注目を集めている。
同社は2018年12月にこのサービスを立ち上げ、現在はサンフランシスコとロサンゼルスで展開している。同月のシードラウンドでは2150万ドル(約23億円)、2019年6月にはシリーズAで3000万ドル(約33億円)の資金調達を行っている。
ちなみにシードラウンドでの資金調達では、出資者にソフトバンク・ビジョン・ファンドのマネジングパートナーであるジェフリー・ハウゼンボールド氏も含まれているほか、シリーズAではGoogle系CVCの「GV」がリードインベスターとなっていることから、大手企業が同社に高い関心を寄せていることが分かる。
日本国内では現在、タクシーの後部座席向けのデジタルサイネージ広告事業への参入が相次いでおり、いずれはライドシェアやカーシェア、さらには自家用車にも広告配信用端末が搭載されていく可能性も感じさせる。FireFlyの取り組みも同様の広がりをみせる可能性があり、要注目だ。
FireFlyの公式サイト:https://fireflyon.com/
【参考】関連記事としては「タクシーへ広告掲載!主要な8形態まとめ 激アツは「後部座席タブレット」型」も参照。
タクシー広告の主要8形態!激アツは「後部座席タブレット」型 デジタルサイネージが業界の収益構造を変える https://t.co/ALc9v3AlyD @jidountenlab #タクシー #広告 #まとめ
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 1, 2019