米ライドシェア業界2位のリフト社が2019年3月29日、米ナスダック市場に上場し、初日の取引終了時点の時価総額は約220億ドル(約2兆4000億円)となった。
時価総額が10億ドルを超える未公開企業を「ユニコーン企業」と呼ぶが、その中でも100億ドルを超える企業を「デカコーン企業」と呼ぶ。リフトは上場前の企業価値は115億ドルと言われており、世界に20社(参考:米CB Insights)ほどしかないデカコーン企業の1社が上場を果たしたことになる。
またリフト社の筆頭株主である楽天は4月1日、今回の上場で1100億円の有価証券評価益を計上することを発表した。
今年はデカコーン企業の上場が続く。まず同じライドシェア業界からはウーバーが2019年内に上場する予定だ。現時点での企業価値は720億ドルとされている。シェアサービス関連では、民泊世界最大手のAirbnbもデカコーンだ。Airbnbも今年上場予定で、現在の企業価値293億ドルがどこまで伸びるか注目されている。
【参考】関連記事としては「UberとLyft、3月にIPOで資金調達実施へ ”多角化”対”一点集中”、軍配はどちらに? 」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) February 27, 2019