スウェーデンの自動車メーカーボルボと中国のインターネット関連企業大手の百度(バイドゥ)が、共同で完全自動運転EV(電気自動車)の開発に乗り出す。ボルボは自動車メーカーならではの製造技術を、百度は自らが主導する自動運転プロジェクト「アポロ計画」で得た成果などを提供する形とみられる。
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自動運転車の開発においては、既存の自動車メーカーの技術とIT系企業の技術を融合することの有用性が、最近になって以前に増して指摘させるようになっている。両社の共同プロジェクトが進んだ場合、ボルボがハード(車)の生産を、百度がソフト(自動運転システム)の開発を担う可能性も出てきそうだ。
一方、ボルボも自社で自動運転システムを開発し、2021年を目途に先進的な自動運転技術を搭載した新型SUV(多目的スポーツ車)を発売する目標も立てている。
【参考】関連記事としては「寝ててもOK…ボルボがついにレベル4自動運転車を発売へ」を参照。