東陽テクニカ、自動運転/ADAS用データロガーの販売開始 Zuragon社のViCANdo

海外製品のラインアップ広げ、日本企業の選択肢に幅





計測機器の専門商社である株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区/代表取締役社長:五味勝)は2020年3月、スウェーデンのZuragon社と国内総代理店契約を締結したことを発表した。

それに伴い、Zuragon社の自動運転/ADAS(先進運転支援ソステム)用データロガー「ViCANdo(ビーキャンドゥー)」の販売を開始したようだ。







出典:東陽テクニカ
■Zuragon社とは?ViCANdoとは?

2015年設立のZuragonは、自動運転やADASの開発試験システムの開発・テストなどを手掛ける企業だ。

新たに販売するViCANdoは、自動運転車両やADAS車両に搭載されたセンサーのデータを記録するもので、報道発表では「記録したデータをそれぞれ時間の同期がとれた状態で正確に再生・表示することができます」としている。

ViCANdoでは収録したデータを走行シーンごとに自動的に分類する機能も搭載している。また、収録したデータの中から試験に必要なデータだけを抽出する「クラスタリング」により、解析における工数の大幅な削減と効率化にも貢献するという。

■東陽テクニカ、さまざまな自動運転関連製品を取り扱い

東陽テクニカは1953年の創立以来、世界各国の計測機器の輸入販売を行ってきた商社で、最近では自動運転関連製品も取り扱っている。

2016年には、イタリアHI-TEC社が開発した「NaviControl」の取り扱いを発表している。NaviControlは、GPS(全地球測位システム)制御によって完全無人走行ができる実車走行試験用ロボットだ。

HI-TEC社の製品としては他にも、ハンドルを全自動・半自動で実走行試験を簡単できる「ステアリングロボットシステム」や、車両の位置と距離を計測して追突防止を防ぐ複数車両同時走行システム「マルチカーパッケージ」などを扱っている。

日本の商社が海外の最先端の製品を多く扱うことで、国内各社は製品選びの選択肢が広がる。そのため今回の東陽テクニカのような動きは、日本における自動運転技術の発展にも一役買うはずだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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