JR東日本、群馬で観光型MaaSの実証実験!地域活性化に期待

乗り放題端、「紙きっぷ」から「デジタル」に





東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:深澤祐二)=JR東日本=は2020年3月22日までに、観光型MaaSの実証実験を群馬県の大型観光キャンペーン「群馬デスティネーションキャンペーン」の期間中に行うと発表した。

具体的には、群馬県を中心とした指定の鉄道路線が2日間乗り降り自由となるフリーパスを、従来の「紙のきっぷ」ではなくスマートフォンを使用した「デジタルフリーパス」として発売するものだ。







利用者はこのデジタルフリーパスを専用サイトから購入でき、利用当日は各交通機関での乗降ごとの金銭のやりとりが不要となる。フリーパスは「ググっとぐん MaaS EAST」「ググっとぐん MaaS WEST」の2タイプから選ベる。

出典:JR東日本プレスリリース

フリーパスの対象エリア内では、指定路線の普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由となる。また、フリーパスとセットで購入するとお得なオプション券も合わせて購入可能だ。

オプションは、バスのオプション5種類、鉄道のオプション2種類から選べる。例えば、上毛高原駅・水上駅を起点とした関越交通の指定路線が2日間乗り降り自由の「みなかみオプション」やm中之条駅を起点とした関越交通の指定路線が2日間乗り降り自由の「四万温泉オプション」などがある。

発売期間は2020年4月1日~6月29日で、有効期間は連続する2日間となる。

■実証実験に専門部門…JR東日本、MaaSに積極的

JR東日本は日本の中でもMaaSに積極的な企業のうちの一社だ。2017年9月に「モビリティ変革コンソーシアム」を設立し、MaaSをはじめとする次世代のモビリティについての議論を進めており、これまでに全国各地で実証実験を行ってきた。

2018年8月には、Suicaとスマートフォンアプリを連携させたMaaSサービス「Ringo Pass」の実証実験を東京都内でスタートし、2019年春から伊豆エリアでは観光型MaaSの実証実験に取り組んでいる。今年に入ってからは小田急電鉄とヴァル研究所とともに東京の立川駅エリアでアプリを使ったMaaS実証に取り組んだ。

MaaSを推進するための体制作りにも余念がない。2019年4月にはMaaS事業の企画や立案を行う「MaaS推進部門」を新たにつくり、11月にはMaaS構築に向けた共通基盤を作る国際組織「MaaS Alliance」に加盟したことを発表している。同組織への加盟は日本の鉄道事業者としては初のことだった。

MaaSの最終形は、さまざまな交通機関を統合するサービスだと言われている。その交通機関の中でも鉄道は大量輸送サービスとして引き続き重要な役割を果たす。こうした背景もあり、JR東日本は引き続きMaaS関連の取り組みに力を入れ、来たるMaaS時代に備える。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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