出光興産株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:木藤俊一)は2020年5月24日までに、MaaS事業の実証第2弾として、千葉県館山市でEVカーシェア事業「オートシェア」の試験提供を開始したと発表した。
今回の実証で用いられる車は、前回の実証実験同様、タジマモーターコーポレーションが開発した超小型EV「ジャイアン」。今回はジャイアンを充電するカーポートに子会社の軽量CIS太陽電池を設置し、再生可能エネルギーを用いたカーシェア事業に取り組む。
カーポートには非接触充電設備が設置され、軽量CIS太陽電池で発電した電気をワイヤレスで車両に充電可能だという。
■実証第2弾の成果に注目
出光興産は経営課題として、環境負荷低減を踏まえた次世代事業の創出を掲げているほか、エネルギーインフラとしての地域貢献も、国内を代表するSS(ガソリンスタンド)ネットワークとして常に見据えている。
EV車両のカーシェアが普及すれば必ず充電カーポートも必要となってくるし、カーポートが増えればガソリン車からEVへのシフトへの対応も自ずと進んでいくことになる。
2019年8月にMaaS事業の実証を開始した出光興産の新たな取り組みがどのような成果を出すのか、注目だ。
【参考】関連記事としては「出光興産、タジマモーターとMoU締結 次世代モビリティやMaaSでタッグ」も参照。