Apple Carの開発、「継続中」確定!技術者を公式募集 自動運転実現へ

平均年収は軽く2,000万円以上?



Appleが自動運転の「Apple Car」の開発をいまも継続しているかどうか、あなたは断言できるだろうか。もし断言できなければ、以下のページを開いてみるといい。Appleが公式サイトで、自動運転車システム向けの「レーダー・システム・エンジニア」を募集している。


▼Radar Test Engineer – SPG – Jobs at Apple
https://jobs.apple.com/fi-fi/details/200295456/radar-test-engineer-spg

この求人案件により、Apple Carの開発はいまも継続されていることが確定した、と言っていい。ちなみにこの求人案件が登録されたのは2021年10月2日で、Apple社のセンサーチームにジョインし、自動運転システムのための新たなレーダー技術を開発する役職のようだ。

■応募するための条件は?年収は?

Appleが求人募集を出している「レーダー・システム・エンジニア」に応募するためには、電気工学や物理学のBS(学士号)かMS(修士号)を取得していることや、大規模なデータセットを管理・操作・処理・分析する能力などが求められる。

また応募に際して望ましい条件としては、ロボット制御や自動化システムの経験を有することや、データサイエンスや数値解析などの能力向上に興味があることなどとされている。


気になるのが年収だが、残念ながら年収については募集要項の中では触れられていない。しかし、シリコンバレーなどでは自動運転関連の業務に携わるエンジニアが年収2,000万円以上のケースは珍しくなく、かなり高めの収入が期待できそうだ。

■現実味を帯びるApple Carのローンチ

Apple Carの製造・発売時期については、過去にロイター通信が2024年の製造を目指していると報じたが、確定的なことは何一つ公式に発表されていない。

ただし、AppleがすでにApple Carの製造パートナーを探し始めていることを考えると、2024年という時期も現実味を帯びてくる。ちなみにパートナーの候補として報道などで取り沙汰されている中には、トヨタ日産の社名もある。

今後もApple Carの開発動向を、引き続き追っていきたい。


【参考】関連記事としては「Appleの自動運転車、「トヨタが製造」の噂」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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