無人飛行ロボット、愛知県が「無人地域での目視外飛行」に挑戦!

飛行レベル3、豊田市など3地域で実証実験





愛知県では、2019年度から無人飛行ロボットの社会実装を目的とした「無人飛行ロボット社会実装推進事業」を行っている。2020年度はこれまでの実証実験を踏まえ、「飛行レベル3」での実証実験を実施するという。







首相官邸が2019年6月に発表した「空の産業革命に向けたロードマップ2019」によると、「飛行レベル3」は、山や海水域などの無人地帯における補助者なしでの目視外飛行という定義だ。

実証実験は3地域において9〜11月にかけて実施される予定だ。実施事業者は「名鉄グループドローン共同事業体」で、共同事業者はKDDIなどとなっている。各地域における実証実験の計画内容を紹介しよう。

■山間部過疎地域への配送(愛知県新城市)

愛知県新城市では、「山間部における無人飛行ロボットを活用した医療物資輸送」をテーマに、約2.1キロメートルの河川上でLTE通信を使用して実証実験を実施する。

具体的には、災害拠点病院である新城市民病院と連携しながら、実際に必要とされる常備薬や通信医療器具の輸送を行い、遠隔地から孤立集落への医療提供などでの有用性を検証するという。

■離島への配送(愛知県美浜町・南知多町)

愛知県美浜町と南知多町での実証実験は、「離島における無人飛行ロボットを活用した医薬品輸送」をテーマに、美浜町の港から篠島までの約13キロの洋上で行われる。島民の医療環境の向上に無人飛行ロボットがどれくらい役立つか、検証する。

■廃墟跡を利用した配送(愛知県豊田市)

愛知県豊田市では、「過疎地域における無人飛行ロボットを活用した日用雑貨配送」をテーマに、名鉄三河線廃線跡の一部区間(約2.1キロ)を無人飛行ロボットの専用空路に見立て、実証実験を実施する。

日用雑貨品などを無人飛行ロボットが配送する運用モデルを想定し、過疎地域の買い物弱者支援における無人飛行ロボットの有用性を検証するという。

■【まとめ】次世代モビリティに積極姿勢を示す愛知県

愛知県は、自動運転領域においても積極的な姿勢で取り組みを行っている。自動運転関連のスタートアップの支援などを目的とした「スタートアップ推進課」の新設をはじめ、各自治体での実証実験や自動運転開発を手掛ける企業との連携を進めてきた。

この記事で紹介した無人飛行ロボットに関する今年度の取り組みからも目が離せない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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