
Google(グーグル)の親会社であるAlphabet(アルファベット)傘下の自動運転企業「Waymo(ウェイモ)」のロボタクシーが、米アリゾナ州フェニックスでUber(ウーバー)アプリから利用できなくなった。
約3年間続いた両社の提携が終了したためで、今後はWaymoの公式アプリからのみ配車できる。WaymoがUberに頼らず自社配車をする流れは続くのか。
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■車両はWaymoの自社サービスへ統合
Waymoは、これまでUber向けに運行していた車両を自社のフェニックス車両群へ統合した。これらの車両は今後、Waymoアプリのみで配車できる。そして公共交通との連携サービスやフードデリバリーにも活用される予定だ。
同社は今回の終了した提携について「数十万回の乗車実績を積み重ねることができ、今後の世界展開につながる重要な実証実験だった」と評価している。

■Uberは新たな自動運転パートナーを準備
一方のUberは、フェニックスで新たな自動運転車サービスを開始する準備を進めていることを明らかにした。
提携先企業の名称は公表していないものの、今後も自動運転車をUberアプリから利用できる環境を維持する方針とみられる。
■ロボタクシー市場は急速に変化
WaymoとUberが提携を開始した2023年当時、自動運転業界はまだ本格的な普及段階には至っていなかった。
しかし現在では、Waymoは約4,000台のロボタクシーを運用し、米国11都市圏でサービスを展開。週間の乗車回数は50万回を超えるまでに成長している。さらにWaymoは、今年中に約20都市への新規展開も予定しており、事業拡大を加速させている。
その一方で、Uberも数多くの自動運転企業との提携を進めており、両社は地域によっては協力関係から競争関係へと変化しつつある。ロンドンでは早ければ年内にも両社が直接競合する見通しだ。
■提携終了は新たな転換点に?
今回の提携終了は、WaymoとUberの関係が悪化したことを意味するものではなく、両社の事業戦略が新たな段階へ進んだことを示していると指摘する専門家もいる。
Waymoは自社サービスの強化を進める一方、Uberは複数の自動運転企業との提携を拡大し、より幅広いネットワークの構築を目指している。
今後は地域ごとに利用できる配車サービスや提携企業が異なるケースが増える可能性があり、利用者は対応エリアや利用方法を確認する機会が多くなりそうだ。
ロボタクシーの普及が進む中、各社がどのようなサービスを展開していくのか、その動向が今後の市場を左右する重要なポイントとなる。
【参考】関連記事としては「自動運転車、Uberが「トラウマの自社開発」に再挑戦?」も参照。













