
米Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)が、自動運転車でのフードデリバリー事業をスタートする。これまで米国各地で自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスを展開してきたWaymoだが、フードデリバリー大手の米DoorDashとタッグを組み、アリゾナ州フェニックスの都市部で食事や食料品の配達を行う。
ユーザーがDoorDashを利用する際に「自動運転車によるデリバリー」を選んだ場合、完全自動運転のWaymo車での配達になる可能性があるという。ロボタクシーとして開発した車両を無人配送に活用するという点で、Googleの自動運転ビジネスがさらに広がる。
| 編集部おすすめサービス<PR> | |
| 車業界への転職はパソナで!(転職エージェント) 転職後の平均年収837〜1,015万円!今すぐ無料登録を | ![]() |
| タクシーアプリは「DiDi」(配車アプリ) クーポン超充実!「無料」のチャンスも! | ![]() |
| 新車に定額で乗ろう!MOTA(車のカーリース) お好きな車が月1万円台!頭金・初期費用なし! | ![]() |
| 自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり) 「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今! | ![]() |
| 編集部おすすめサービス<PR> | |
| パソナキャリア | ![]() |
| 転職後の平均年収837〜1,015万円 | |
| タクシーアプリDiDi | ![]() |
| クーポンが充実!「乗車無料」チャンス | |
| MOTAカーリース | ![]() |
| お好きな車が月々1万円台から! | |
| スクエアbang! | ![]() |
| 「最も安い」自動車保険を提案! | |
■DoorDashの注文を自動運転車が届ける
Waymoの無人自動運転車両を活用するDoorDashによるフードデリバリーサービスは、今後数カ月以内にスタートする。サービス提供エリアは、フェニックスの約315万平マイル(約815平方キロ)の範囲となっている。
なおWaymoは2024年6月にフェニックスでのロボタクシーサービス提供範囲を90 平方マイル拡大することを発表し、315 平方マイルにしている。これは東京23区(622平方キロ)を上回る面積となる。フェニックスでは約400台の自動運転車両を保有している。
Waymoの自動運転車でのデリバリーを希望する際は、注文時に「自動運転車によるデリバリー」を選択する。そうするとWaymo車両が注文品を届ける場合があるという。Waymo車が到着したら、DoorDashのアプリでトランクを開け、商品を受け取るという仕組みになっている。
フェニックスでのフードデリバリーサービスは、まずはDoorDashが運営するコンビニエンスストアや食料品店、小売店「DashMart」からの注文を対象に配達を開始する。その後、より多くの地域や店舗、幅広い商品カテゴリへの拡大を予定しているようだ。

■非接触なサービスを提供
今回のフェニックスでの協業について、Waymoでビジネス開発および戦略的パートナーシップ部門の責任者を務めるNicole Gavel氏は「私たちはWaymo Driver(同社の自動運転システム)によって、日常の用事をより簡単にできることをうれしく思っています。当社の安全で信頼性の高い技術によって、利用者にさらなる安心感を提供します。DoorDashとのパートナーシップを通じ、これまで培ってきた配送経験を生かして食料品でも軽食でも、非接触でシームレスに商品を受け取れる新しい方法をお届けします」と抱負を語った。
またDoorDashの事業開発・企業開発担当副社長であるDavid Richter氏は、「両社が協力することで、会員の皆様に新しく楽しい体験とお得な特典を提供するとともに、地域の商業におけるマルチモーダルな自動運転の未来というビジョンを推進していきます」とコメントしている。
■Waymoが組んだDoorDashとは?

Waymoがタッグ先に選んだDoorDashは2013年にスタンフォード大学の学生らにより設立された。カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置く。フードデリバリービジネスにおける米国での市場シェアは2024年時点で約67%となっており、2位のUber Eats(24%)を大きく引き離している。
日本にも2021年に進出したが、翌2022年に同業のWoltを買収したことに伴い、日本市場ではDoorDashとしてのサービスを終了している。
なおDoorDashは自動運転技術の開発も積極的に行っている。2025年9月には、自動配送プラットフォームを搭載した配送ロボット「Dot」を発表した。同社によると、バイクレーンや車道、歩道、私道をシームレスに走行できる、初の商用自動走行ロボットになるという。
■WaymoはUberとも関係が深いが…
Waymoはジョージア州アトランタとテキサス州オースティンで、Uberのプラットフォームを用いてロボタクシーの配車を行っている。今後もシェア最大手のDoorDashと組んでサービス拡大を行うのか、それともエリアによって協業相手を分けるのか。注目したい。
【参考】関連記事としては「Google/Waymoの自動運転戦略まとめ ロボタクシーの展開状況は?」も参照。












