ライドシェア求人、前月比24.4%増の444件 2024年6月調査

「全面解禁」実現なら、さらなる増加は確実



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年6月末時点の「ライドシェア」関連求人案件数をまとめた。「ライドシェア」と検索してヒットした求人案件(主要求人6サイト)は、前月比24.4%増の444件だった。


サイト別では、Indeedが前月比68.0%増の334件、dodaが同68.0%増の42件、リクナビNEXTが同2.0%増の50件、マイナビ転職が同40.0%増の7件、ランスタッドが前月と変わらず2件、エン転職が同18.2%減の9件だった。

【参考】関連記事としては「ライドシェア求人、前月比20.6%増の357件 2024年5月調査」も参照。

■岸田政権、「全面解禁」は一旦棚上げ

タクシー会社のみが運行会社としてサービスを展開できる「日本版ライドシェア」が2024年4月に解禁され、ライドシェアのドライバーを募集する案件を中心に、各転職サイト・求人サイトで案件掲載が増えている状況となっている。


一方、今年6月中に「全面解禁」に関する方向性を政府はまとめる予定だったが、政権内での慎重派・反対派に配慮し、その議論が一旦棚上げさせることになった。

いずれにしても、全面解禁ののち、タクシー会社以外もライドシェアサービスを展開できるようになると、一層、ライドシェア関連の求人が増えることは確実だ。

こうした状況の中、一方でタクシー配車アプリの「GO」(ゴー)「S.RIDE」(エスライド)などもクーポンを積極的に展開するなど、タクシー会社もタクシー利用者の確保に積極的に動いており、国内でライドシェアとタクシーの利用者数がどう推移していくのか、今後注目しておきたいポイントだ。

【参考】関連記事としては「タクシーアプリ7社を徹底比較!GO、S.RIDE、Uber、DiDi・・・」も参照。


【参考】関連記事としては「タクシーアプリのクーポン情報まとめ!GO、S.RIDE、Uberなど」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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