謎めいている…MaaSで「ととのう」?江ノ島電鉄が発表

デジタル共通チケットで回遊性向上



出典:江ノ島電鉄プレスリリース

「ととのう」といえばサウナを想像する。その「ととのう」をテーマしたMaaS関連の実証実験が江ノ島で始まった。どういった取り組みなのか。

江ノ島電鉄株式会社(本社:神奈川県藤沢市/代表取締役社長:楢󠄀 井進)はこのほど、公共交通や江の島島内観光施設をセットにした3種類のデジタルチケットの発売と、デジタルスタンプラリーの開催を2023年1月31日〜3月9日に行うことを発表した。


「湘南MaaSプロジェクト」の一環として行うもので、「ととのうまち。藤沢」と名付けたデジタルスタンプラリーなどを企画している。

■「ととのうまち。藤沢」とは?

デジタルスタンプラリー「ととのうまち。藤沢」は、藤沢市内の9つのシェアサイクルポートをスタンプスポットとした周遊企画だ。

今回の「ととのう」には3つの意味があるという。「MaaSを通じて交通環境がととのう」「寺社仏閣や風光明媚なスポットを巡って心がととのう」「MaaSアプリでスタンプがととのう」だ。

そのほか、江ノ電と江ノ電バスを組み合わせた「江ノ電 電車+バス1日乗車券」や、江の島島内観光施設と江ノ電バスを組み合わせた「平日限定 江ノ島満喫チケット」、観光施設とシェアサイクルを組み合わせた「江の島シーキャンドルセット券+シェアサイクルクーポンチケット」を販売する。


■初のデジタルチケット発売

江ノ電でデジタルチケットを発売するのは、今回が初の試みとなる。この取り組みにより、「回遊意欲」高まる移動機会と「楽しさ」高まる移動体験を提供していくとしている。

コロナ禍での厳しい移動制限などがなくなり、旅行機運が高まっているなか、人気の観光地・江の島もチャンスを逃したくないところだ。この冬は江ノ島で「ととのって」みてはいかがだろうか。

【参考】関連記事としては「MaaSとは?(2023年最新版)」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)





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