トヨタ自動車の2023年3月期第2四半期(2022年7〜9月)の決算発表が、2022年11月1日(火)午後1時半からYouTubeでライブ中継される。ライブ中継の時間は午後1時半から午後2時45分までの1時間15分の予定だ。
第2四半期の売上高・営業利益・純利益の実績や通期見通しのほか、海外・国内における自動車販売台数の推移などについてはこれまでの決算と変わらずに注目だが、自動運転ラボとしては、トヨタが建設中の実証都市「Woven City」や、自動運転車の開発プロジェクトに関する発言が飛び出すのかについても注目している。
■自動運転&Woven Cityで重大発表はある?
自動運転車の開発に関しては、すでにホンダがレベル3の市販車を発売し、ソニーともレベル3の自動運転EVの開発を目指す新会社を設立するなど、業界における動きがあわただしくなってきている。米国勢や中国勢も車両の開発や無人タクシーのサービス展開を加速させている。
トヨタももちろん、自動運転へのアプローチを軽視しているわけではなく、MaaS向け自動運転シャトル「e-Palette」の開発などを進めており、本格的な実用化時期に関しては、日本国内だけではなく海外からも注目されている。
そして、自動運転の実証実験の舞台にもなるWoven Cityに関する計画がさらに詳しく語られるのかも注目だ。Woven Cityの公式サイトでは、早ければ2024年の第1オープンが目指されていること、初期「人口」は360人が目安であること、などが説明されているが、まだまだWoven Cityプロジェクトの大部分はベールに包まれたままだ。
恐らく、Woven Cityに関する発表は、個別の記者発表などを通じて行われるものとみられるが、決算説明会での記者からのQ&Aを通じて計画の一端が語られる可能性は十分にある。
【参考】関連記事としては「トヨタが作るスマートシティ、いよいよ2024年にも実証開始」も参照。
■ライブ中継の視聴URLは?
ライブ中継に観るためには、トヨタの以下のページか、もしくはYouTubeのページに直接アクセスする形となる。
▼2023年3月期 第2四半期決算説明会ライブ中継|トヨタ自動車
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38140811.html
▼トヨタ自動車株式会社 2023年3月期 第2四半期 決算説明会|YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eNYJsL764mU
出席者は以下の5人と説明されている(敬称略)。トヨタの豊田章男社長は出席しない見込みだ。
- 取締役・副社長(Chief Financial Officer):近健太
- 執行役員(Chief Communication Officer):長田准
- 経理本部 本部長:山本正裕
- 調達本部 本部長:熊倉和生
- 生産本部 副本部長:中村好男
トヨタの今期の中間決算。ぜひ注目して観てほしい。
【参考】関連記事としては「トヨタ、研究開発費を200億円上乗せ 自動運転に注力か」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)