トヨタMaaS「非常に期待」「二重に運賃」!口コミ分析をしてみたら

my routeはまだまだこれから進化



出典:App Store

トヨタのMaaSアプリ「my route」は、さまざまな交通手段を組み合わせたルート検索をはじめ、交通手段の予約や決済がワンストップで完了するスマートフォンアプリだ。

my routeの公式サイトによると、2022年9月時点の展開エリアは一部都市での展開も含めると、10 県(神奈川、富山、愛知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、沖縄)と拡大傾向だ。







実際、利用者はサービス内容やアプリの使い勝手などについて、どのように感じているのだろう。評価を調べてみたところ、2022年9月22日現在、App Storeでは315件の評価があり、平均点数は5点中2.9となっている。では口コミ(レビュー)はどうか。

▼my route公式サイト
https://www.myroute.fun/
▼my route 評価とレビュー
https://apps.apple.com/jp/app/my-route-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88/id1437356534?see-all=reviews

■「成長して長く続くことに期待」

公平性を期すため、ポジティブなコメントとネガティブなコメントの両方を紹介する。まずはポジティブなコメントからだ。

「バスの一日乗車券を画面表示できるのは、なくす恐れがなくていいかも」「街のお出かけ情報やグルメ情報があるのは良い。地元タウン誌が担当しているのでクオリティが高く信頼できる」「6時間フリー乗車券などは、いい企画だと思う」

今後の展開への期待を寄せる声もあった。「行政ではなく企業が運営するアプリのため、作って終わりではなく成長して長く続くアプリであることに非常に期待している」や「フィンランドのMaasを上回るアプリにして下さい」といった口コミだ。

出典:App Store
■UI/UXについて指摘する声も

一方、ネガティブなレビューも見てみよう。(ちなみにコメントで指摘されている内容について、すでにアプリのアップデートによって修正・改良されているケースもあるため、その点については留意してほしい)

「とにかく購入済チケ表示まで手順が多すぎる」や「フリー切符の偽造防止で、画面上を電車が動くが、とても薄くて小さいので、運転士さんが確認するのが大変そう。もっとスムーズに乗り降りできるように、明るい場所でも3秒くらいで視認できるくらいはっきりしたものにしてほしい」といったコメントがあった。

「フリー乗車券を使用中、いざ降りるときに表示させようとしたら、『アップデートが必要です』としか表示されず、バス代を二重にとられた」や「降車時になって急にログインを求められて、非常に焦ったことがある」など、利用中にあったトラブルへ不満をもらすユーザーもいた。

■ネガティブなレビューこそ有益

MaaSサービスはまだ日本の一部地域で始まったばかりで、各社、手探りの状態ながらサービスの内容を充実させようと尽力している。辛辣なコメントからはさまざまなヒントが得られる。ネガティブなレビューこそ、各社にとっては有益なものと言える。

トヨタのモビリティサービスへの力の入れ方を考慮すると、確実にmy routeはまだまだ進化していく。

【参考】関連記事としては「MaaS解説(2022年最新版)」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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