トヨタ自動車のサブスクリプションサービスと言えば「KINTO」(キント)だ。そんな同サービスを手掛けるトヨタ子会社の株式会社KINTO(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:小寺信也)が現在、「新規事業」の企画の担当者を募集している。
KINTOが新たに展開する新規事業とはどのようなものなのだろうか。
▼新事業企画(ウェブサービス経験者歓迎!)|株式会社KINTO
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3006167277/
■「MaaSの最先端を創る」担当者を募集
KINTO社の求人の募集要項を見ると、「MaaSの最先端を創る」というフレーズが掲げられており、「既存のサブスクサービスやモビリティマーケットに次ぐ新たなサービス」の企画・開発・実行が業務内容となっている。
さらに具体的には、市場調査やビジネスモデルの策定、実証実験による仮説の検証、事業性の検討などが挙げられている。サービスの要件定義や業務設計、運用設計も担当するようだ。
これだけではKINTO社が展開する新事業がどのようなものになるかは分からないが、新たなサービスを展開しようとしていることだけは確かだ。もしかすると、トヨタ自動車が開発する自動運転EV「e-Palette」を使ったシャトルサービスなどが展開されるのだろうか。
ちなみに応募には、新規事業や新規サービスを企画・実行した経験と、モビリティサービスやクルマの技術動向に対する興味・関心が必須とされている。ウェブサービス経験者も歓迎しているという。
■トヨタの新サービスは果たして!?
トヨタが提供する自動車サブスクサービスであるKINTO。必要な時にすぐに現れて思いのまま移動できる「筋斗雲」のイメージから「KINTO」と命名された。自動車税や自動車保険、車検、メンテナンス、消耗品など全ての費用込みで月額料金が設定されている。
車種のラインアップも幅広く、トヨタブランドの人気車種はもちろん、レクサスブランドからも選択できる。
このKINTOに続いて、トヨタが「サービス」としてどのような新規事業を展開していくのか、注目だ。
【参考】関連記事としては「トヨタ系KINTO、2021年3月期は売上高が約10倍!サブスクサービスを本格化」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)