AI（人工知能）技術の開発を手掛ける株式会社アラヤ（本社：東京都港区／代表取締役：金井良太）の第8期（2020年10月〜2021年9月）決算が、官報に掲載された。
当期純損失は2億5,442万円計上した。前期の第7期の当期純損失は3億1,297万円、第6期の当期純損失は1億1,394万円というように推移している。
■決算概要
貸借対照表の要旨（単位：千円）
▼資産の部
流動資産 743,427
固定資産 108,076
資産合計 851,503
▼負債及び純資産の部
流動負債 76,484
固定負債 250,000
株主資本 525,019
・資本金 100,000
・資本剰余金 699,097
・・資本準備金 699,097
・利益剰余金 △274,078
・・その他利益剰余金 △274,078
・・（うち当期純損失 254,417）
負債・純資産合計 851,503
■AIで建機の自動化やドローンの自律飛行に挑む
2013年設立のアラヤは、最先端AI技術を用いて「建設機械・産業機械自動化」や「自律飛行ドローン」などの事業にも取り組んでいる。
建設機械や産業機械の自動化に関しては、クレーンや油圧ショベル、フォークリフトなどの操縦を自動化するAIの開発に取り組んでいる、こうした技術の提供先は、建設会社や建機メーカーなどだ。
建設機械の自動化に対するアラヤのアプローチの1つが、レバーを操作するためのモジュールと周辺状況を把握するためのセンサーを取り付け、AIに自動操縦させるというものだ。
一方、自律飛行ドローンに関しては、ドローン搭載のカメラからの画像情報を使い、ドローンが自律的に飛行できる技術を開発している。活用例としては、工場やプラント内の自動巡回や送電線の点検などが挙げられるという。
【参考】関連記事としては「国内初！大成建設、GPS使えない坑内で建機の自動運転を実現」も参照。
