ボルボ・カーズ、条件付自動運転機能「ライドパイロット」発表

EVに搭載、米カリフォルニア州で先行展開へ



出典:ボルボ・カーズ・プレスリリース

スウェーデンの自動車メーカーであるボルボ・カーズは2022年1月12日までに、次世代EV(電気自動車)に条件付自動運転機能である「ライドパイロット」を搭載し、米カリフォルニア州で先行して展開することを発表した。

このライドパイロット機能は、現在スウェーデンや欧州、米国などでテストや検証を行っている。カリフォルニア州で展開後、世界のほかの地域にも展開エリアを拡大していく。なお現在は、カリフォルニア州に認可を申請中の段階だという。


また、ボルボ・カーズは2022年中にSUV(多目的スポーツ車)の完全EVのフラッグシップモデルを公開することも発表している。この車両には自動運転を可能にするセンサーを標準搭載し、自動運転機能はサブスク機能として提供する予定だという。

■ボルボ・カーズのライドパイロッドとは?

ライドパイロットの自動運転レベルは「3」で、自動運転機能の作動中は読書やSNSなどを楽しめるようだ。レベル3は、ホンダが2020年3月に発売した新型LEGENDに搭載した機能と同レベルだ。

自動運転ソフトウェアは、ボルボ・カーズの開発チームと同社傘下のソフトウェア開発企業Zenseact(ゼンセアクト)、LiDAR開発の米Luminar Technologies(ルミナー・テクノロジーズ)らで開発した。

ソフトウェアは無線によって更新が行われ、走行性能や安全性を随時高めていく。センサーはLuminarのLiDARセンサー「Iris」を含む二十数個が車両に搭載されるという。


■ボルボ・カーズとZenseact、Luminarの関係性は?

ボルボ・カーズとLuminarは2018年6月に提携している。2021年1月には両社で、自動運転開発者向けのLiDARデータセット「Cirrus」を公開することを発表した。

Zenseactは、ボルボの子会社として2020年に誕生した自動運転技術ソフトウェア企業で、ZenseactとLuminarも2021年3月にパートナーシップを結んだ。

3者によって進められているボルボ・カーズの自動運転プロジェクト。今のところライドパイロットの具体的な一般展開時期までは明らかとなっていないが、実際に展開されれば注目を集めること間違いなしだ。

▼ボルボ・カーズ公式サイト
https://www.volvocars.com/se
▼Zenseact公式サイト
https://www.zenseact.com/
▼Luminar Technologies公式サイト
https://www.luminartech.com/


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事