三菱商事、インドネシアで自動運転実証!不動産開発最大手と協業

首都ジャカルタ郊外の「BSD City」で実施



出典:三菱商事プレスリリース

総合商社の三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:垣内威彦)は2021年12月16日までに、インドネシアで自動運転実証実験を開始することを発表した。自動運転ソリューションプロバイダーのマクニカとの共同企業体にて実施するという。

三菱商事とマクニカは、独立行政法人「国際協力機構」(JICA)の2020年度第2回公示「中小企業・SDGsビジネス支援事業~普及・実証・ビジネス化事業(SDGsビジネス支援型)~」において、「インドネシア国BSDスマートシティの実現に向けた自動運転モビリティサービス」を提案し、採択を受けた。


そして、JICAと2021年12月10日から2023年9月29日にかけての業務委託契約を結び、今回発表した実証実験が開始される運びとなった。今回の自動運転実証実験はジャカルタ郊外の「BSD City」で行われ、車両は仏ナビヤ社の自動運転シャトル「Arma」が使用される。

出典:三菱商事プレスリリース
■現地不動産デベロッパー最大手SMLと協業

BSD Cityは、不動産デベロッパー最大手のSinar Mas Land(SML)の子会社が1980年代から開発を進めてきたの開発都市だ。三菱商事は2020年3月、SML社と都市運営やスマート・デジタルサービスの導入に向けた協業を開始した経緯がある。

SML社とは約6,000ヘクタールのBSD City全体の都市価値向上を目指した基本合意書を締結しており、今回の実証実験はSML社との都市サービスメニュー第1弾となる。

実証実験では、BSD City内のオフィスエリアや商業施設でArmaを周回させ、住民や就業者、来訪者などが試乗する。自動運転サービスに対するニーズの掘り起こしやモビリティ事業の大規模展開の可能性の検証などを目的としている。


■スマートシティ化やMaaSに積極的な三菱商事

三菱商事は次世代新規事業として、都市のスマートシティ化やMaaSに関する事業を国内外で推進してきた。

2019年4月には福岡市において、AI(人工知能)を活用したオンデマンドバスの実験に取り組み、2019年9月にはフィンランドのMaaS Global社への資本参画を発表した。2020年12月には岡山県で自動配送ロボットの実証実験を実施した。

そしてこのほど新たにインドネシアでプロジェクトが始まった。どのような成果に結びつくのか注目だ。

【参考】関連記事としては「三菱商事と三菱地所が「自動運転×配送」に注力!?国内初の実証実験、岡山県玉野市で」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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