クレーン向け技術の開発職も!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2021年11月】

カネコ、DeNA SOMPO Mobility……



自動運転やMaaS関連の業界が黎明期のいま、この両領域では各社が新部署を立ち上げるなどし、人材採用にも積極的だ。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2021年11月版では、各社が公開している案件の中から、自動運転・MaaS関連の特に注目したい案件をピックアップして紹介していく。

■カネコ:技術開発者を募集

全国の鉄道会社に安全運行を実現するシステムや製品を提供しているカネコは、AI(人工知能)や画像処理、自動運転技術を活用した製品を開発する技術者を募集している。

鉄道の軌道計測や軌道保守管理を自動化する仕事を担うようだ。学歴不問でAIや画像処理、自動運転について知見があることが必須条件だ。

配属先の技術開発部は約20人の部署で、そのうち20代〜30代が半数を占める。土日祝日休みで、平均残業時間も18時間ほどとワークライフバランスが取りやすいのも魅力と言えそうだ。


https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005527813/-fm__list/

■住友重機搬送システム:自動運転プログラム開発設計者を募集

運搬機や物流システム、駐車装置などの事業を手掛ける住友重機搬送システムでは、クレーンの自動運転プログラムを開発・設計する技術者を募集している。具体的には自動運転プログラムの仕様書・プログラム作成や自動運転のシステム構築、ハード選定などを行う。

最終学歴は大学院や大学、高等専門学校以上が必要で、プログラミングや通信の経験、移動機械のモーション制御プログラムの開発経験が応募要件だ。

年収は600万〜1,000万円の予定で、大手財閥グループ企業のため福利厚生や休暇制度がしっかり整っているのも魅力だ。フレックスタイム制も導入されている。


https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005524646/-fm__list/

■DeNA SOMPO Mobility: PdM(製品データ管理)担当者を募集

DeNA とSOMPOホールディングスが設立したDeNA SOMPO Mobilityは、個人間カーシェアリングアプリ「Anyca(エニカ)」の運営をメインに事業を展開している。今回は35万人のユーザーが利用するアプリのPDM(製品データ管理)担当者を2人募集している。

具体的な業務内容は、アプリの改善点・原因の分析や新機能開発・機能改善の企画、サービス開発の要件定義や仕様策定、各ステークホルダー・エンジニア・デザイナーのディレクション、各施策の効果分析だ。PDM経験がなくても応募可能だが、toCアプリの企画やディレクション経験が必須条件となる。基本的にはリモート勤務になるという。

https://jp.indeed.com/%E4%BB%95%E4%BA%8B?jk=3bb42083228b437f&tk=1fl7j3j37knsm800

■ブロードリーフ:リードエンジニアを募集

自動車を購入後に必要になる車検や整備、修理、部品交換などの自動車アフターマーケットをメインにITソリューションを展開するブロードリーフでは、電子決済基盤を軸とした決済サービスを作るリードエンジニアを募集している。新規事業推進本部に配属されるようだ。

具体的には国内外の決済サービスとのAPI連携・設計・開発を軸に、同社のMaaSサービス全体の決済に関する基盤作りや、QRコード・電子マネー決済サービスの設計・開発、ベンダーコントロールやレビュー業務のプロジェクトリードを担う。

決済サービスの要件定義や設計・開発の経験やプロジェクトリード経験が必須となる。予定年収は700万円〜1,100万円で、品川の本社に勤務する。

https://www.pasonacareer.jp/job/80822738/

■【まとめ】転職を考えているなら早めの決断が吉

新たな募集案件が続々と登場する自動運転・MaaS領域。自身のキャリアアップのためにもアツい業界への転職し、本格的に開発や管理を担当できるボジションにつくことが望ましい。今後も新たに登場する求人案件に注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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