首都MaaSの覇者に!?「東京メトロmy!アプリ」が統合・リニューアルで進化

将来的なライバルはトヨタのmy routeか



出典:東京地下鉄プレスリリース

東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区/代表取締役社長:山村明義)=東京メトロ=は2021年1月29日までに、「東京メトロアプリ」のアップデートを通じ、このアプリを同社が別に展開するMaaSアプリ「東京メトロmy!アプリ」に統合することを発表した。

統合に伴って機能やデザインをリニューアルするという。日本の首都・東京で定着するMaaSアプリとなれるか、注目を集めそうだ。


■新たにタクシーアプリ「GO」と連携

報道発表によれば、新たにタクシーアプリ「GO」との連携が始まり、鉄道公式アプリとしては初めて、経路検索の結果を引き継いでGOを起動できるようになるという。

また、これまで東京メトロアプリで提供していた以下のような機能も、統合後に引き続き使用することが可能だ。

  • リアルタイムな運行情報や列車走行位置、各駅情報などの提供
  • 鉄道やバス、タクシー、シェアサイクルを含んだ出発地から目的地までの経路検索結果から、タクシーアプリなどのサービスへの連携
  • 全9路線全区間の全駅列車内や駅改札口の「混雑見える化」サービス
■MaaSアプリのユーザー獲得競争が東京で繰り広げられる?

MaaSアプリは現在各社が各地域でそれぞれ展開しているが、日本の首都・東京でMaaSアプリのシェア争いが勃発するのは必至だ。例えばJR東日本も東京23区を中心に、交通系ICカードSuicaと連携したMaaSアプリ「Ringo Pass」を展開している。

また、トヨタのMaaSアプリ「my route」は九州エリアや神奈川県などで展開しているが、全国展開に向けて事業を拡大している。いずれは東京でも使えることになり、「東京メトロmy!アプリ」や「Ringo Pass」とユーザー獲得争いを繰り広げることになりそうだ。




関連記事