加盟企業がずらりと紹介されているMONETコンソーシアムの公式ページ。そのページ内の最上部には、加盟企業社数が表示されている。そしてこのほどその数字が「493社」(2020年1月30日時点)となった。500社の大台が目前だ。
MONETコンソーシアムは「モビリティイノベーションを実現する『仲間が集い、つながる場』」として、2019月3月28日に設立された。主導的存在なのが、トヨタとソフトバンクの共同出資会社であるMONET Technologiesだ。
設立当初の加盟企業は88社だった。これがつまり2019年3月28日時点の数字で、2020年1月30日時点で493社に上っているということは、308日間で405社増えたことになる。1日あたり何社が増えているか計算してみると、「405社÷308日」で実に1.3社となる。かなりのハイペースだ。
■自動車業界の枠に収まらない革新が起きる
加盟企業一覧はMONETコンソーシアムの公式ページ「https://consortium.monet-technologies.com/member」から確認することができる。建設業、金融業、サービス業、教育業というように、幅広い業種の企業が参加していることが特徴だ。
異業種がこれだけ参加している背景には、モビリティイノベーションの一つに数えられる「MaaS」や「自動運転」が、自動車業界の枠に収まる革新ではないからだ。「自動運転」という言葉自体は移動の無人化を示すが、車内向けサービス、それに伴う決済サービスというように、さまざまな業界が絡んでいく。
こうしたことに気付いた企業が、いち早くMONETコンソーシアムへの加盟申し込みを行っているようだ。
■あと1年ちょっとで加盟社数は1000社に?
日本国内でモビリティイノベーションに特化した企業横断組織として、ここまで勢いがあるのはMONETコンソーシアムだけだ。このペースでいけば、あと1年ちょっとで加盟社数は1000社を超える。加盟企業数が増えればそれだけシナジーが生まれる機会も多くなる。
MaaSそして自動運転などに興味がある人は、ぜひ一度MONETコンソーシアムの加盟企業の一覧ページを開いてみてほしい。
【参考】関連記事としては「MONETコンソーシアムのMeet UPの内容まとめ MaaS、広告、新ビジネスなどテーマ」も参照。