ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長執行役員:宮内謙)は2019年1月29日、自動運転技術を導入したトラックの隊列走行の早期実現に寄与する取り組みとして、無線区間の遅延時間が1ミリ秒以下となる低遅延通信に世界で初めて成功したと発表した。
通信試験は、同社が総務省から請け負った「高速移動時において無線区間1ms、End-to-Endで10msの低遅延通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討」において実施されたものだ。
この中でソフトバンクは次世代通信規格「5G」の新たな無線方式「5G-NR」の無線伝送技術に基づく車両間直接通信の屋外フィールド通信試験に臨み、低遅延通信に成功したという。
トラックの隊列走行では人が乗っている先頭車両についていく後続車両を自動運転で走行させる。後続のトラックが前のトラックに正確に追従していくためには、車両間通信の遅延が少ない方がいい。
ソフトバンクは報道発表で「トラック隊列走行の早期実現に向けて、引き続き技術検証および実証評価を行います」としている。
【参考】関連記事としては「ソフトバンク、5Gコネクテッドカー開発向け検証環境を構築 ノキア製通信機器使用」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 5, 2018