世界でもまだ類を見ない「スマートバス停」が、オーストラリアで活躍中だ。
このスマートバス停は、米企業のSAGEオートメーションが開発している次世代型のバス停で、タッチスクリーンのモニターや質疑応答も可能なIBMの人工知能(AI)「ワトソン」も搭載されている。
オーストラリアでは現在、米ローカル・モーターズ社が開発している自動運転シャトル「Olli」の実証実験が進められており、この実証実験で使用されているのが前述のスマートバス停(名前はマチルダ)だ。
バス停と自動運転シャトルがクラウドでつながっており、バス停のモニターにはOlliの現在の居場所などが表示される仕掛けになっている。モニターには地域情報などや現在時刻なども表示されるようだ。
バス停はこれまで、情報発信の場として認識されて来なかった。しかしバス停にモニターがあれば、人がそこでバスを待っている時間をチャンスととらえ、モニターに広告を配信しようという企業も今後出てくるかもしれない。そう考えれば、スマートバス停の持つ可能性は無限大だ。
この実証実験は2019年1月から7月まで南オーストラリア州の海外沿いの地区グレネルグで行われている。日本でもいずれスマートバス停を開発する企業が出てくる!?
【参考】関連記事としては「茨城県日立市で自動運転バスの実証実験スタート 産総研など、レベル4の技術搭載」も参照。
【写真で学ぶ自動運転】コアセンサ満載のバス、日立市で実験中 レベル4搭載、次世代自動車の受容性評価 AIやIT技術も駆使 https://t.co/0nvfU45h1D @jidountenlab #写真特集 #自動運転バス #実証実験
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 26, 2018