バブル世代は「自動運転を利用しない派」が7割強

マイカー保有者アンケート



出典:キングスロード社プレスリリース

自動運転技術の普及が進むなか、現在マイカーを所有している人の間では、将来も自分で車を運転したいという意向が強いようだ。

最近実施された調査では、自動運転技術が普及しても「自分の手で運転したい」と回答した人が全体の65.6%に達した。バブル世代が含まれる50代では7割強に達している。


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■40代が70.0%、50代が70.9%

有限会社キングスロードは、20代〜50代のマイカー保有者439人を対象に「自動運転時代におけるマイカー保有者の運転意識に関する実態調査」を2026年8月7日から10日にかけて実施した。

「自動運転技術が普及しても自分の手で自動車を運転したいと思うか」と尋ねたところ、「そう思う」が20.5%、「どちらかといえばそう思う」が45.1%となった。両方を合わせると65.6%で、6割以上が自分で運転したいと回答している。

年代別では、20代が61.5%、30代が60.0%、40代が70.0%、50代が70.9%であった。バブル世代が当てはまる50代では7割前後に達しており、比較的高い割合で自らハンドルを握りたいと考えている。

一方、「どちらかといえばそう思わない」は23.9%、「そう思わない」は10.5%であり、自動運転が普及すれば運転を任せたいという層も存在する。


■「安全性や精度への不安」も

自分で運転したいと回答した人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「自動運転システムの安全性や精度に不安があるから」で47.2%となった。

次いで「運転すること自体が好き・楽しいから」が34.7%、「自分の思い通りにペースやルートを調整したいから」が31.9%となった。

出典:キングスロード社プレスリリース

この結果から、自分で運転したいという意向には、自動運転技術に対する不安だけでなく、運転そのものを楽しみたいという意識も関係していることがうかがえる。

年代別に見ると、すべての年代で「自動運転システムの安全性や精度に不安があるから」が最も多かった。ただし40代では「運転すること自体が好き・楽しいから」も同率1位となり、その割合は4割を超えた。


■期待と不安が共存

「自動運転技術が普及していくことについてどのように感じるか」と尋ねたところ、「期待と不安の両方が同じくらいある」が37.8%で最も多かった。

次いで「期待が大きい」が25.5%、「特に何も感じない」が23.2%となった。

「期待と不安の両方が同じくらいある」という回答を年代別に見ると、20代は30.3%、30代は39.1%、40代は37.3%、50代は44.5%であった。特に50代では4割を超えており、自動運転の普及に対して期待と不安の双方を抱えている人が多いことがわかる。

■7割以上が手動運転のマイカー文化を支持

自動運転が普及した将来における手動運転のマイカー文化についても質問している。

「クラシックカーや旧車、スポーツカーなどの趣味性の高い手動運転のマイカー文化は守られるべきだと思うか」と尋ねたところ、「そう思う」が25.3%、「どちらかといえばそう思う」が47.6%となった。

年代別に「そう思う」と回答した割合を見ると、20代は24.8%、30代は14.5%、40代は24.5%、50代は37.3%であった。50代では3人に1人以上が、趣味性の高い手動運転のマイカー文化を強く支持している。

出典:キングスロード社プレスリリース

■普及にどう影響?

今回の調査では、自動運転技術が普及したとしても、自分で車を運転したいと考えるマイカー保有者が65.6%に達することが明らかになった。

自動運転によって車の役割が移動手段として効率化されていく一方で、車を自ら操作することや運転そのものに価値を感じる人も少なくない。こうした傾向が、今後の日本における自動運転車や無人移動サービスの普及にどう影響していくのか、注目だ。

【参考】関連記事としては「自動運転、社会受容性を高めるアプローチ一覧」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
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