日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年9月末時点の「ライドシェア」関連求人案件数を発表した。
「ライドシェア」と検索してヒットした求人案件(主要求人6サイト)は、2024年9月末時点で前月比229.1%増の2,475件となった。案件数も前月比増加率、調査開始以来、最大の数字となった。背景にあるのは、日本版ライドシェアに参入するタクシー企業がさらに増加していることだ。
サイト別では、Indeedが前月比244.3%増の2,183件、dodaが同4.5%減の46件、リクナビNEXTが同294.8%増の229件、マイナビ転職は前月と変わらず7件、ランスタッドも前月と変わらず2件、エン転職が同14.3%増の8件と。IndeedとリクナビNEXTに掲載されている案件数が大幅に増えた。
【参考】関連記事としては「業界団体による求人も!「自動運転」関連求人は12,662件 2024年9月調査」も参照。
■非タクシー事業者系の配車アプリでも
現在、日本版ライドシェアを運営できるのはタクシー会社に限定されている。一方、Uberなどの非タクシー事業者系のタクシーアプリでもライドシェア車両の配車がスタートし、ライドシェア市場が盛り上がりに一役買っている。
ライドシェアを展開するタクシー会社は増加傾向が続いており、国土交通省が公開した最新データ(8月18日時点)によれば、日本版ライドシェアを実施しているタクシー事業者は、大都市部では360者、その他地域では67者に上っている。
▼日本版ライドシェア(道路運送法第78条第3号の自家用自動車活用事業)の実施事業者数|国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001761644.pdf
今後の注目ポイントは、タクシー会社以外もライドシェアを運行をできるようにする「全面解禁」がされるかどうか。石破新政権での検討の行方に注目が集まりそうだ。
仮に全面解禁後が行われた場合は、求人数はかなりの増加が予想される。一方、当面は日本版ライドシェアに参入するタクシー会社は引き続き増加するとみられることから、案件数の右肩上がりが続くことはほぼ確実だ。
【参考】関連記事としては「ライドシェア推進派の政治家一覧(2024年最新版)」も参照。
■業界動向を引き続きウオッチ
自動運転ラボでは自動運転やライドシェアに関する求人動向のほか、シェア争いが激しさを増しているタクシー配車アプリや、手軽に車両を利用できるカーリース・サブスク、そして自動車保険や中古車買取などの業界動向にも注目している。引き続き関連ニュースを配信していく。
▼タクシーアプリのクーポン情報まとめ!GO、S.RIDE、Uberなど
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