トヨタ系の車用スイッチ大手である株式会社東海理化(本社:愛知県丹羽郡/代表取締役社長:二之夕裕美)と、新規事業支援サービスを展開する株式会社dotD(本社:東京都港区/代表取締役CEO:小野田久視)が、デジタルキー領域において戦略的協業に合意した。
両社がそれぞれ2020年9月23日までに発表した。東海理化のキーセキュリティ技術の実績と、dotDのデジタルテクノロジーやソフトウェアビジネス化のノウハウを組み合わせ、キーのデジタル化やスマート化へのニーズに対応していくという。
■事業コンセプトは「クルマの鍵屋だからできた安心安全のデジタルキー」
今回の協業における事業コンセプトは「クルマの鍵屋だからできた安心安全のデジタルキー」だという。
初期の展開について両社は「自動車の鍵をデジタル化し、クルマの所有者、ファミリーシェア、個人間カーシェア、法人向け社用車管理に向けたプラットフォームの提供を皮切りに自動車以外の領域にも事業を拡大していく予定」としている。
将来的には車のキーだけでなく、店舗や倉庫、オフィス、ビル、駐車場、自転車、駐輪場、ロッカーなどの機器にも対応し、デジタルキーのユースケースを拡大していくという。
■「所有から利用へ」の潮流は加速、将来有望なデジタルキー領域
「所有から利用へ」といった潮流が加速する中、1台の車両を多くの人で使用するモデルが一般的になりつつある。こうした中、物理的な鍵を必要としないデジタルキーの需要は、一層高まっていくことが考えられる。
こういった観点から、東海理化とdotDの取り組みは将来有望と言えそうだ。
【参考】関連記事としては「狙え「車載標準」の座!カーシェア全盛期、デジタルキーで勝負 東海理化インタビュー」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 9, 2019