米アップル(Apple)社とドイツの大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(VW)が、自動運転車分野で契約を結んだことが2018年5月24日、米ニューヨーク・タイムズなどの報道によって明らかになった。
報道などによれば、アップル社がVWから商用モデルの同社製ミニバン「T6」の車両を調達し、アップルが本社を構えるカリフォルニア州で社員向けのオフィス間シャトルサービスに活用する。
このシャトルサービスにはアップルが開発を進める自動運転技術を搭載させる予定で、早ければ2019年から導入する予定だという。アップルの今回の契約は、アップルが2014年から手掛け始めた自動運転車開発プロジェクト「タイタン」の一環とされている。
Apple社は自動運転技術の開発を加速されている。カリフォルニア州に登録している自動運転の試験車両は、世界の全企業合わせて2番目に多い55台に達しており、自動運転事業に本腰を入れている姿勢がより鮮明になっている。
【参考】カリフォルニア州におけるアップル社の取り組みなどについては「アップル、自動運転事業を本格化 カリフォルニアで試験車両55台、特許取得も加速|自動運転ラボ 」を参照。