大手農業機械メーカーの株式会社クボタ(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:木股昌俊)は2019年7月7日までに、自動運転機能を搭載したトラクタ「アグリロボトラクタMR1000A【有人仕様】」を9月に発売すると発表した。GPS農機「ファームパイロット(Farm Pilot)」シリーズの第6弾という位置付け。
本トラクタが備える、主な特徴は次の通り。
自動運転機能
前進・旋回操作を自動で行い未熟練者でも簡単に作業が行うことができる。「耕うん・代かき・肥料散布・粗耕起・播種」の5つの作業を自動化。
作業ルート自動生成
手動操作による“ほ場”の外周走行とタッチパネルでの条件入力によって、最も効率の良い作業ルートを自動作成できる機能を登載。
開始点自動誘導機能
モニター操作により、作業開始位置まで自動で移動できる機能。
直進オートステアリング機能
直進時のハンドル操作を自動化できる機能。
現在日本では多くの農家が人手不足解消や省人化の取り組みなどにおいて課題を抱えている。そんな中、農林水産省もスマート農業の実証実験を推進している。クボタも今後、自動運転農機のラインナップ拡充によって農作業の効率化や省人化に貢献し、日本農業の活性化につなげていきたい考えだ。
【参考】関連記事としては「クボタが農機で展開する自動運転戦略まとめ 技術やラインナップは?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) January 30, 2019