市場規模が8年で10倍となり、2025年には25兆円規模となる——。移動手段をサービスとして提供する「MaaS(マース)」の世界市場規模について、インドのコンサルティング企業がこんな予測を2018年11月30日までに発表した。
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発表したのはインドに本社を置くワイズガイ・リサーチ・コンサルタント社。同社によると、2017年に241億ドル(約2兆7000億円)規模だったMaaS市場は2025年には2304億ドル(約25兆円)規模まで拡大するという。2018年から2025年までの年間平均成長率(CAGR)は32.6%と予測している。
MaaSサービスの事例としては、ライドシェアやカーシェア、サイクルシェア、駐車場シェアなどのシェアサービスのほか、複数の交通機関を複合的に利用可能にするプラットフォームなど含めると多岐にわたる。交通機関の効率化、個人の利便性向上などという点でも注目を集めており、日本を含め世界でも市場が拡大傾向にある。
自動運転車やコネクテッドカーを使ったMaaS系サービスも今後続々と増えていくとみられる。
【参考】関連記事としては「MaaSとは? 読み方や意味・仕組み、サービス・導入事例まとめ|自動運転ラボ」も参照。