ロシアの検索大手ヤンデックスは韓国の自動車部品メーカー「現代モービス」に対し、自動運転技術を提供する。そして両者の技術を組み合わせ、レベル4(高度運転自動化)以上の自動運転技術を共同開発する。
まず共同での取り組みの第一歩として、自動運転技術を搭載したプロトタイプ車両の開発を進め、2019年内に発表までこぎつける。また両社は音声ナビなどの分野でも協力していくことを検討していくようだ。
ヤンデックスは「ロシアのグーグル」と呼ばれ、自動運転業界においてはダークホース的な存在として技術の開発を続けてきた。2017年からトヨタのプリウスをベースとした自動運転車両を使って実証実験を行っており、2019年1月にアメリカで開催された家電見本市「CES 2019」では、一般車両との混在区間で完全自動運転での走行をやってのけた。
またヤンデックスは将来的には無人タクシーの実用化も視野に入れており、既に実証実験にも取り組んでいる。
【参考】関連記事としては「ロシアの首都モスクワでの自動運転試験、ルール決まる ヤンデックスは無人タクシー実験」も参照。