AI(人工知能)画像認識を得意とする香港企業センスタイムの日本法人は2019年9月13日、自動車の自動運転で開発した技術を応用し、新たな船舶画像認識・記録システムの実証実験を開始したと発表した。
同システムはセンスタイムと商船三井と共同開発したもの。このシステムを商船三井グループの商船三井客船の「にっぽん丸」に搭載し、実証実験に取り組むというスキームだ。
センスタイムは自動車の自動運転を実現するための画像認識技術の開発に力をいれており、この技術を応用することで、従来は認識することができなかった小型の船舶なども検知することが可能となるようだ。夜間など視界が不良のときにも対応が可能だという。
商船三井は自動運航船の開発に力を入れており、今回の技術は「見張りの自動化」のために活用されるとみられる。センスタイムは報道発表で「今後も、自社の持つテクノロジーの強みを生かし、広く日本の産業の発展に貢献する技術提供に邁進いたします」としている。
【参考】関連記事としては「自動運転船(自動運航船)の現状は?必要技術は?取り組み企業は?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 11, 2019