MaaSスタートアップのCarstay株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役:宮下晃樹)は2019年1月30日、全国各地に点在する駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットとして旅行者に貸し出すシェアリングサービス「Carstay」の日本語と英語版ウェブサービスを本格稼働した。
同社によると、駐車場や空き地を車中泊やテント泊スポットとして旅行者に有料で貸し出すシェアリングサービスは日本初だという。
■26歳の青年が立ち上げた車中泊シェアリングサービス
Carstay社は26歳の宮下晃樹氏が率いるスタートアップだ。車中泊拠点の増設や拠点周辺に関する車旅情報の発信によって、旅行者と地域を結びつけることを目的にCarstay社を立ち上げたという。
新サービスの特徴は、専用ウェブサイト「Carstay(https://carstay.jp/)」上に車中泊・テント泊スポットとして登録された駐車場や空き地の検索・予約、決済、そして評価までを一貫して行うことができることだ。
また、保証面でも対策をとっている。Carstayは三井住友海上火災保険株式会社の「車中泊保険」に加入しており、登録者はこの保険を付保することができる。このため、破損や怪我、トラブルなどについて補償してくれる。
■MaaSに関連するサービスの一つとしても注目
昨今、車中泊による国内外の旅行者が増加している。一般社団法人日本RV協会の統計によると、国内キャンピングカー保有台数は、ここ10年間で2倍になったという。しかしこれまで車中泊スポットの規則や宿泊の管理などは行われておらず、プラットフォーム化されていなかったのが現状だ。MaaSに関連するサービスの一つとしても注目を浴びそうだ。
【参考】関連記事としては「MaaSとは? 読み方や意味・仕組み、サービス・導入事例まとめ|自動運転ラボ」も参照。