半導体大手の蘭NXPセミコンダクターズ、自動運転プラットフォームの開発で米企業と提携

量産化に向け、安全性を重視

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車載用半導体大手の蘭NXPセミコンダクターズ社と自動車への組み込みシステムを手掛ける米Green Hills Software社は、安全な自動運転プラットフォームの開発を目指し戦略的パートナーシップを結んだと、2019年3月7日までに発表した。

今回の提携ではNXPセミコンダクターズ社が開発するECU(電子制御ユニット)とGreen Hills Softwareのリアルタイム開発プラットフォームを組みあわせ、自動運転プラットフォームの開発を進める。自動運転車の量産を視野に入れ、安全性が高いアプリケーションの開発ができるようにするという。

新しいプラットフォームを搭載したECUは自動運転レベル2(部分運転自動化)〜レベル3(条件付き運転自動化)に対応し、レベル4(高度運転自動化)以上の対応に向けて開発を進めていくという。

今回の提携について、NXPセミコンダクターズ社の副社長でありADAS(先進運転支援システム)担当ゼネラル・マネージャーのKamal Khouri氏は「これまでの自動運転システムは高性能を実現することにフォーカスしてきたが、最近では量産化に向けて安全性にシフトしている」と指摘。その上で「両社の車載分野で培った経験を提供しあい、信頼性が高い自動運転プラットフォームを提供する」としている。

【参考】自動運転レベルの定義については「自動運転レベル0〜5まで、6段階の技術到達度をまとめて解説」も参照。

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