自動運転をはじめとする最新の自動車技術に関するイベント「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019横浜」が2019年5月22〜24日の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催される。624社の自動車関連企業が出展し、自動運転バスの試乗体験なども行われる予定だ。
開催するのは、自動車技術の発展を推進する公益社団法人「自動車技術会」。このイベントは自動車産業で活躍するエンジニアを対象に行われ、今年で28回目を迎える。自動車メーカーをはじめ、関連企業が名を連ねる日本最大級のイベントで、各社が出店する個別ブースや講演など様々な企画が盛りだくさんだ。
■最新技術に関する展示や、開発の最新動向の講演も
624社の個別展示ブースでは、自動運転関連も35件展示される予定だ。自動運転プラットフォームを開発するZMPや、磁気マーカーによる自動運転支援システムなどを手掛ける愛和製鋼など様々な企業の最新技術に触れることができる。
また、主催者企画展示では、トヨタ、日産、ホンダなど自動車メーカーをはじめとする大手企業の取り組みが展示される。最新の技術開発に関わる有識者の講演なども行われる。次世代通信規格5Gやダイナミックマップなど自動運転の実用化に不可欠といわれる技術についての講演もあり、最新の開発事情なども聴くことができそうだ。
▼主催者企画展示企業は以下の通り
・会津大学
・スフェラーパワー株式会社
・e-zakkamania stores
・ダイナミックマップ基盤株式会社
・AGC株式会社
・株式会社デンソー
・ABB株式会社
・トヨタ自動車株式会社
・SBドライブ株式会社
・NAVYA
・株式会社NTTドコモ
・日産自動車株式会社
・エリクソン・ジャパン株式会社
・フォーアールエナジー株式会社
・L-B. Engineering Japan
・本田技研工業株式会社
・株式会社クボタ
・古河電気工業株式会社
・KDDI株式会社
・楽天技術研究所
■自動運転バスの試乗体験も、最新技術を体感するチャンス
自動車メーカー各社が開発する最新の技術を搭載した新型車両の公道試乗なども行われる予定だ。また自動運転バスの試乗体験も行うという。走行ルートや条件などの詳細は後日発表となっているが、公表されている画像を見るとSBドライブが開発する自動運転バスが使用されるようだ。
■自動運転分野での人材育成に関する取り組みも
自動車技術会が開催する自動車技術競技の紹介なども行われる。学生や一般から出場者を募り自動運転技術を競った「自動運転AIチャレンジ」など、自動運転分野の人材育成に関する取り組みもあり、自動運転分野への就職や転職を考えている人にも参考になるだろう。
【参考】関連記事としては「自動運転車とは? 定義や仕組み、必要な技術やセンサーをゼロからまとめて解説|自動運転ラボ」も参照。