日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2023年8月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前月比35.4%減の2万3,284件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年8月末時点で、前月比35.4%減、前年同月比46.7%減の2万3,284件となった。減少の要因は、Indeedにおける掲載数が大幅減となったことで、Indeed以外の5サイトでは逆に前月比4.9%増の5,595件と増加した。
サイト別では、Indeedが前月比42.4%減の1万7,689件、dodaが同9.5%増の4,207件、リクナビNEXTは同8.7%減の1,128件、マイナビ転職が同4.8%増の152件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職が同9.1%減の30件となった。
■要素技術のエンジニア求人が多数掲載
自動運転関連の求人では、自動運転車やコネクテッドカーで活用される「ダイナミックマップ」に関する開発エンジニアのほか、車両周辺の空間認識のためのセンサーに関する求人などが多数掲載されている。
掲載しているのは、大手自動車メーカーやシステム開発企業のほか、技術者派遣サービスを行っている企業などが目立っている。
■MaaS:前月比38.1%減の2,519件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年8月末時点で、前月比38.1%減、前年同月比29.0%増の2,519件となった。
主要転職サイト別では、Indeedは前月比46.8%減の1,763件、dodaが同1.2%増の526件、リクナビNEXTが同5.0%減の207件、マイナビ転職は同20.0%増の12件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同50.0%減の1件だった。
MaaS関連の求人では、MaaSコンサルタントを募集する求人案件が出始めている。地方自治体が実施する実証実験プロジェクトの運営サポートなどを担当するポジションだ。自治体が積極的にMaaSの取り組みに乗り出す中、こうした求人は今後増えていきそうだ。
【参考】関連記事としては「自動運転求人、大幅増!前月比52.8%の3万6,047件 2023年7月調査」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)