日産自動車が運転手の癖見抜くAI 自動運転の技術開発急ぐ

怖いような頼もしいような...



日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市/社長:西川廣人)が、AI(人工知能)を活用してドライバーの運転パターンを学ぶ技術開発を進めていることが分かった。SankeiBizが報じている。


ハンドルやブレーキの踏み方などドライバーの癖をAIが覚え、自動運転の際にその癖を反映したドライビングを行うことで乗員の違和感を小さくできるという。自動運転と手動運転を切り替えられる自動車を想定した技術だ。

また、同社は2018年1〜3月に国立研究開発法人産業技術総合研究所自動車ヒューマンファクター研究センターと共同で「ペダル操作の違いが運転者の心理状態と脳活動に及ぼす影響」に関する実験を行っている。

従来のアクセルとブレーキのツーペダルによる運転時と、アクセル操作だけで加減速を行うワンペダルによる運転時の心理状態や脳活動などを分析。ワンペダル操作での運転の方が、楽しさの重要な要因となる運転への集中状態を自然に引き出せることが示されたという。

【参考】詳しくは日産ニュースルーム「運転の楽しさを科学的に推定する技術で、豊かで創造的な自動車社会の実現に貢献」も参照。


ドライバーの癖や脳の状態を把握・解析する技術開発により、運転の楽しさや快適性、安全性などが高められそうだが、AIに運転時の癖や脳の状態まで見抜かれることに驚きや怖さを感じるドライバーもいそうだ。怖いような頼もしいような、ちょっと驚愕の技術だ。


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