中国通信機器メーカー大手の華為技術(ファーウェイ)が自動運転事業を加速させている。ドイツ自動車メーカー大手アウディと自動運転レベル4(高度運転自動化)の走行実験を成功させており、2018年11月18日までに、自動車部品世界大手の独ボッシュとも提携することが明らかになっている。
- アウディ・チャイナ、中国・無錫市で自動運転レベル4の走行試験ライセンスを取得
- 自動運転レベル4の定義や導入状況を解説&まとめ 実現はいつから?
- 中国IT大手テンセント、米シリコンバレーで自動運転エンジニアを募集
自動運転レベル4の実証実験にはアウディの多目的スポーツ車(SUV)Q7が使用され、華為技術開発の車載モジュール「MDC600」が搭載されて行われた。実験は運転席に運転手がいない状態で行われ、高精度デジタルマップや自動運転に必要なコアセンサーを駆使して実施されたようだ。
華為技術については、独自にクラウド・コンピューティング事業や自動運転車向けの専用データベースセンターを設立する計画を立てていることが明らかになっている。同社はスマートフォン事業も好調の中で自動運転部門での躍進を狙っており、自動運転分野での将来の有力企業として名乗りをあげている。
【参考】関連記事としては「中国・華為技術(ファーウェイ)、自動運転向けにクラウド事業やデータセンター」も参照。