トヨタなど参加!SIP自動運転、東京臨海部で実証実験スタートへ

22企業・機関、V2Nからの情報を活用



出典:SIP公式サイト

2021年11月から2022年3月末にかけ、東京臨海部で自動運転の実証実験が順次実施される。め内閣府が実施する「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の第2期自動運転(システムとサービスの拡張)における取り組みだ。

実証実験には、トヨタやVWを始めとする国内外の自動車メーカーや自動車部品メーカー、大学など計22企業・機関が参加し、公衆広域ネットワーク(V2N)からの信号情報や気象情報、交通規制、道路交通情報などを自動運転に活用する手法を検証する。


SIP自動運転では、東京臨海部の一般道には信号情報提供用の「ITS無線路側機」や「高精度3次元地図」などを、首都高速道路には合流支援のためのセンサーなどを整備し、自動車メーカーや自動車部品メーカーなどとともに実証実験を実施してきた経緯がある。

2021年11月からの実証実験に参加する22企業・機関は以下の通りだ。

  • アイサンテクノロジー
  • ヴァレオジャパン
  • ヴィオニア・ジャパン
  • 金沢大学
  • コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン
  • 埼玉工業大学
  • スズキ
  • SUBARU
  • 損害保険ジャパン
  • ダイハツ工業
  • 中部大学
  • ティアフォー
  • トヨタ自動車社
  • 名古屋大学
  • 日産自動車
  • ビー・エム・ダブリュー
  • フィールドオート
  • フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
  • ボッシュ
  • 本田技術研究所
  • マツダ
  • 名城大学

▼東京臨海部で、2021年度の自動運転実証実験を開始
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101482.html

■シミュレーション体験の参加者を募集中

SIP自動運転ではこのほか、さまざまな交通環境下で実際の現象と一致性の高いシミュレーションモデルを開発している。仮想空間で安全性評価ができる環境を構築するためだ。このプロジェクトにおいては10月15日まで参加者を募っている。


参加者募集については以下のページから確認ができる。申込締切まで日数がないため、関心がある企業・機関は急いで確認してほしい。

▼「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)/仮想空間での自動走行評価環境整備手法の開発」に係る「東京臨海部実証実験(シミュレーション体験)」の参加者募集について
https://www.nedo.go.jp/news/other/ZZCD_100042.html

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)





関連記事