自動運転化で、運転のお供「ラジオ」は役割を終えるのか

将来、人々の車内での過ごし方は変わる





ドライブの定番といえば「ラジオ」だろう。「耳で楽しむ」メディアの特性があるラジオは運転を邪魔せず安全に楽しめるコンテンツとして、ドライバーの「お供」的存在だ。







しかし自動運転技術の発達で、そんなラジオの役割がもしかすると失われるかもしれない。

■完全自動運転が実現すると…

自動運転の実用化に向け、いまさまざまな企業が技術開発に取り組んでいる。既に自動運転は部分的な実用化の目途が経っており、完全自動運転が近づくにつれ、人が運転にかける時間や労力は減っていく。

完全自動運転が実現すれば、人々の車内での過ごし方は大きく変わる。従来、運転していた人は「目」で安全を確認し、自らハンドルを握って運転しなければならなかったが、自動運転車が運転を担ってくれることになれば、目で観る映画などのコンテンツも手を使って操作するゲームも楽しめることになる。

であれば、耳だけで楽しめるラジオを車の中で聴くという習慣は、なくなってしまうのだろうか。

■ラジオを楽しむ人は相対的に減る?

車の中でラジオを聴くという習慣が完全に無くなるとは思わない。

ラジオは他の作業をしながらでも楽しむことができる、いわば「ながら」のメディアだ。将来自動運転車に乗る人の中にも、景色を楽しみながらラジオを聴く人はいるはずだ。自動運転車の中で仕事をしながらラジオを聴く人ももちろんいるだろう。

ただ、車内で楽しめるコンテンツの選択肢は増え続けるだけに、相対的にラジオが聴かれる回数は減るかもしれない。自動運転化はこのように、コンテンツ産業にも影響を与えるのだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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