「月給25万円〜」で十分?スバル、自動運転開発で「少数精鋭チーム」組織

ソフトウェア開発エンジニアを募集中

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出典:Flickr / Consumerist.com (https://www.flickr.com/photos/jeepersmedia/14238549032/) CC BY 2.0

ADAS(先進運転支援システム)「EyeSight(アイサイト)」などの開発を手掛けるSUBARU。同社は「少数精鋭チーム」を組織し、自動運転開発を行っているようだ。

SUBARUの群馬製作所では、現在新たに自動運転ソフトウェア開発エンジニアを募集している。先行研究開発を担っている技術研究所配属となり、サーバを用いた自動運転の研究開発業務で、コネクト自動運転におけるサーバ側の自動運転制御の実装を担うという。

このポジションは4人ほどの少数精鋭チームにアサインされ、サーバシステム構築のミッションをメインにエンジニア業務を行っていくという。SUBARUにおける高度な技術人材を集結させたような花形部署に思えるが、気になる年収は?

▼自動運転ソフトウェア開発エンジニア 株式会社SUBARU
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■4人の少数精鋭チームでの開発業務

SUBARUが現在募集しているのは、「コネクティッド技術×自動運転」をテーマに、コネクト自動運転におけるサーバ側の自動運転制御の実装(AWS、L5G-MEC等)を担当するエンジニアだ。自動車工学にかかわらず、世の中にある全ての技術から手段を自己の裁量で選択することができるという。採用後は4名程の少数精鋭チームにアサインされる。

勤務地は、群馬県太田市にあるSUBARUの自動車部門 群馬製作所 本工場だ。リモートワークは相談により可で、転勤は基本的にないという。

制御開発エンジニアとして経験を積んだ後は、大元の新機能価値の研究リーダーや、技術本部のソフトウェア開発部署に技術とともに異動し、量産車開発に携わるといったキャリアステップが想定される。

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■求められる人材は?

今回の自動運転ソフトウェア開発エンジニア募集で求められるのは、どんな人材なのだろうか。

応募の際には、「自動運転、安全運転支援システムに関する知識、開発経験」「制御アルゴリズム、プログラム開発経験」「V2N、V2Xシステムに関する知識、開発経験」「大規模システムの開発経験」のいずれかが必須となる。

また他部署とのやり取りやチーム活動で開発を行うのに支障ないコミュニケーション能力や、新技術や知見獲得に積極的に挑戦できる姿勢なども求められる。

使用するツールは、DB/サ-バはMySQL、Redis、AWS、Git、Dockerなど、言語はMatlab、Simulink、SysML、UML、Python、Javascript、C/C++、その他ECU開発環境知識など、通信環境はLTE、4G、5G、Wi-fi、Bluetooth、CAN、Ethernetなどだ。

基本給は25万2,000円以上、想定年収は550万円以上となっている。これは、月30時間の時間外手当を含んだ額となる。

自動運転など先進技術の開発が進む現在、各企業は高度な技術・知見を持つ人材の獲得に躍起になっている。海外では自動運転の開発に携わる技術者は、日本円にして数千万円の年収を得るのが一般的になっている。日本はそれには及ばないが、昨年あたりから1,000万円前後の年収を提示した人材募集も増えてきている。

SUBARUの今回の募集における年収例は、少し見劣りがすると言わざるを得ないかもしれない。

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■SUBARUの自動運転開発

トヨタホンダ日産の影に隠れてしまっているかもしれないが、SUBARUも自動運転開発は積極的に行っている。

2024年8月には、ローカル5G設備をテストコースに導入し、協調型自動運転の実証実験を開始したことを発表した。北海道にあるスバル研究実験センター美深試験場の周回コースに全7基のSub6帯に対応する無線基地局を設置し、協調型自動運転の遠隔制御を可能とした。テストコースへのローカル5G設備導入は、国内自動車メーカー初であった。

また同年11月には、大手半導体メーカーの米オンセミとイメージセンサの専用設計に関する協業を開始したことを発表した。SUBARUはステレオカメラとAI(人工知能)推論を融合した認識処理の性能向上に向け、オンセミのHyperluxイメージセンサ「AR0823AT」を採用する。

この協業により、SUBARUが長年内製により蓄積してきたステレオカメラによる認識技術をさらに磨き上げるとともに、2020年代後半の次世代アイサイトに搭載することを目指すという。

SUBARUでは自動運転ソフトウェア開発エンジニアのほか、自動運転制御開発エンジニア、自動運転エンジニア・経路設計エンジニアなども募集中だ。人材強化により、同社の先進技術が進化するか、注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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