利用者が急増中のカーリースだが、向いているのはどんな人なのだろうか。この記事では、カーリースがおすすめの人について詳しく説明する。
クルマの「所有から利用へ」という流れが加速している。それに伴い、車を使いたい場合に「購入」ではなく「カーリース」という新たな選択肢が出てきており、利用者が増加中だ。
【参考】関連記事としては「新車中古車カーリース・サブスク、おすすめ16社を比較!月額料金・口コミ・評判は?」も参照。
記事の目次
■カーリースが向いている人の特徴
車を運転するにあたり、カーリースの利用が向いている人と向いていない人がいるだろう。カーリースが向いている人の主な特徴を4つ紹介する。
車を定期的に乗り換えたい人
常に新車に乗りたいという願望がある場合に、選択肢は2つある。新車を購入して数年ごとの短期で買い替えていく方法と、カーリースを契約し、満期になったら新たな契約を繰り返していく方法だ。購入の場合は、一括払いでもローンでも初期費用が必要だ。カーリースでは初期費用ゼロの月々定額のみで新車を利用できる。
車の維持費を抑えたい人
車を所有すると、車両代金のほか税金や保険、車検、メンテナンス、消耗品などの支払いがその都度発生する。カーリースでは毎月支払う料金にそれらが全て含まれているため、故障の修理時などに費用が発生する心配がない。税金などの支払い忘れや車検の依頼先に迷うこともなくなる。ただし契約プランによっては全てのメンテナンスをカバーしていない場合もあるため、契約の際は含まれる項目をよく確認しよう。
短期間だけ車を利用したい人
転勤先や子どもの送迎などで数年のみ車が必要になると決まっている場合は、カーリースが特に向いている人だと言える。初期費用がゼロで、最短で2〜3年から契約できる。契約満了後は車を返却するのみという簡単な手続きとなる。また、シニアドライバーが免許返納を見越して車の買い替えを検討している際に、カーリースを契約するという方法もある。契約年数のみの利用でスムーズに免許返納ができているという事例もあり、短期契約という点がメリットになっているようだ。
車種などにあまりこだわりがない人
カーリース会社で扱っている車種は幅広いが、場合によっては好みの車種を扱っていないかもしれない。そんな時、同じような価格帯で似たタイプの車を選ぶことになる。また、車のメーカーや車種は指定できたとしても、グレードやカラーなどは選択できない場合がある。車について細かいこだわりがなければ、カーリースが向いている人だと言える。初めて車を運転するため、諸手続がよく分かっていない人にもおすすめだ。
【参考】関連記事としては「カーリースおすすめランキング!安い会社は?人気車種は?」も参照。
■カーリースに対する「良い」評判・口コミ
これからカーリースを検討するにあたり、気になるのは実際に利用したことがある人の評判・口コミだ。SNSなどから生の声を拾ってみた。
- 予算がなかったが、新車に乗ってみたかったので格安のカーリースにした。毎月2万円ちょっとでメンテナンスも付いているので安心して利用できている
- 免許を取ってすぐに車が必要だった。車種などをじっくり検討する時間がなかったため、とりあえず短めのカーリースを契約した。購入していたら後悔していた部分もあったと思うが、最終的には返却するカーリースなら納得して乗ることができた
- 親の免許返納前最後の車をカーリースにした。長く乗るつもりはなかったので契約年数が決まっているカーリースがちょうど良かった。また「契約終了だから」という理由で免許返納の説得もスムーズにできた。購入していたらダラダラと乗って返納できずにいたと思う
- 元々車は所有していたが、遠方の転勤先で利用したいためカーリースを契約した。3年間と期限が決まっているので、カーリースは最適な選択だと思っている
- 都心に住んで車が必要かを見極めるため、カーリースで最短年数を契約した。その結果、駐車場代などを考えると車は不要という考えに至ったので、購入していなくて良かったと思っている
■カーリースに向いていない人の特徴
ここまでカーリースに向いている人、カーリースがおすすめの人について紹介してきた。では反対に、カーリースが向いていないのはどんな人なのだろうか。代表的な4つを説明する。
車を所有したいと思う人
カーリースはあくまでカーリースサービスを提供している会社から車を借りているという状態になる。車が好きな人・こだわりのある人は、自己所有という形にこだわるかもしれない。自分の車なら思う存分カスタマイズをして、車内インテリアも好きにすることが可能だ。
特定の車種やモデルにこだわる人
カーリースの多くは、日本の主要メーカー全てを取り扱い、車種も豊富にラインアップされている。しかし状況によっては取り扱いを停止している場合もある。また年式やグレードについての細かい指定がある人は、カーリースより購入が向いていると言えそうだ。
長期間同じ車を利用したい人
カーリースには契約期限があり、最長で10年前後というプランが多い。しかし中には3年や5年、7年のプランのみという会社もある。そのため同じ車を寿命までずっと乗っていきたい場合は、カーリースは適していないだろう。
自分で車のメンテナンスをしたい人
自分で車のメンテナンスを行ったり、懇意にしている整備工場があったりする場合は、購入した方が良さそうだ。カーリースでは、メンテナンスを行う整備工場が指定されているためだ。
【参考】関連記事としては「カーリースはデメリットだらけ?メリットはある?誰に向いている?」も参照。
■カーリースに対する「悪い」評判・口コミ
カーリースを利用してのネガティブな評判や口コミを集めてみた。カーリースは契約期間中にプランを変更できない。そのため契約後の変更についての不満が多く寄せられているようだ。
- 転勤中に利用するためカーリースを契約したが、転勤期間が当初より短くなったため、解約金を支払わなければいけなかった
- 安いメンテナンスプランにしたが、オイル交換や消耗品なども全部込みのプランにした方が楽だし結果的に得だったと思う
- あるカーリース会社と契約したあとで、別の会社で契約満了後に車をもらえるプランがあるということに気づいた。先のことは分からないが、もらえるという選択肢があった方が良かったとよく調べずに契約したことを後悔している
- 子どもが乗るため、きれいな状態で返却できるかは難しい。汚さないか常に気をつけなければいけない
- 支払総額が購入するより高くなった。保険や税金や車検を入れたら同じくくらいになるかもしれないが、長く乗るならカーリースは損に感じる
■【まとめ】カーリースに向く人・向かない人がいる
カーリースに「向いている人」「おすすめの人」がいる一方で、「向いていない人」「おすすめできない人」がいるということを理解していただけただろうか。
迷っている人は、一度ウェブサイトで好みの車種を調べてみてほしい。価格と利用するメリットの両方を知ることが、良い判断材料になるだろう。
【参考】関連記事としては「新車中古車カーリース・サブスク、おすすめ16社を比較!月額料金・口コミ・評判は?」も参照。