新車の定額カーリース・サブスク「SOMPOで乗ーる」は、圧倒的な取り扱い車種の多様さや手厚いサービスを武器に利用者数を伸ばしている。この記事では、SOMPOで乗ーるの途中解約・中途解約について説明する。
SOMPOで乗ーる
新車を「購入」するのではなく「利用」するという考え方のカーリースやクルマのサブスク。初期費用不要で月々定額の支払いのため、気軽に車に乗ることができるとしてこの数年注目を集めている。SOMPOで乗ーるは契約途中での解約はできるのだろうか？できない場合は何かいい方法がある？詳しく見ていこう。
【参考】関連記事としては「SOMPOで乗ーるの「審査」は厳しい？条件・申込の流れは？」も参照。
■SOMPOで乗ーるは途中解約・中途解約はできる？
結論から先に言うと、SOMPOで乗―るでは契約途中での解約はできない。ただしこれは他社のカーリースでも同様で、途中解約や契約内容の変更は基本的に不可となっている。
一般的なカーリースでは車の購入・維持費などの必要な費用から、ユーザーが選択した契約期間満了時の予想車両価格（残価）を差し引き、残りの代金を支払うというシステムになっている。そのため、契約途中での解約は想定されておらず、原則として途中解約ができない仕組みなのだ。なお途中解約金や違約金は、リース会社にもよるが基本的には「月額×残りの月数」で計算される。
■「中途解約オプション」とは？
中途解約不可のSOMPOで乗ーるだが、生活環境などが変わり契約を続行できない理由が出てくることもあり得る。そんな時に便利なのが、「中途解約オプション」だ。月額1,100円〜のオプションを付けることで、リース期間途中でも一定の条件をクリアした上で解約金不要で解約可能となる。
なお3年以下の契約の場合はこのオプションに加入することはできない。またオプションに加入していても、一定期間を過ぎないと中途解約可能にならないため、契約前に詳細をよく確認しておこう。
SOMPOで乗ーる
解約金不要となる適用条件は？
契約時に中途解約オプションを付け、諸条件が適用されると解約金不要で中途解約ができる。条件を満たさなかった場合、原状回復にかかる費用などの支払いが発生する。
条件とは「未払いリース料がないこと」「クルマを原状回復すること」の2項目においてだ。未払いリース料については、解約日の属する月の引き落とし分にかかるリース料も含む。原状回復については下記を満たす必要がある。
- クルマを原状回復し、車両に損傷がないこと
- 改造等していないこと
- クルマをレース等で使用していないこと
- クルマの車検および法定点検を必ず受けていること
- クルマの走行距離が契約月間走行キロ数×解約日までのリース期間（月数）を超えていないこと
原状回復されていない場合はどうなる？
車両を原状回復していない場合は、下記3つの合計額を支払う必要がある。
- クルマの原状回復に必要となる金額
- 超過分の走行キロ数に15円を乗じた金額
- 車検や法定点検を受けていれば生じなかった損耗の修補に必要な金額
走行距離制限とは？
SOMPOで乗―るでは、契約時に月間走行距離を「500キロ」「1,000キロ」「1,500キロ」「2,000キロ」「3,000キロ」から選択する。
中途解約オプションにおける走行距離超過の定義は、「クルマの返却時点の走行距離」が「契約月間走行キロ数×解約日までのリース期間（月数）」を超えているかで特定を行うという。走行距離を超過した際に追加で支払う金額は、下記の計算式で算出する。1,000キロ超過した場合は、1,000×15円で15,000円を支払う必要がある。
「クルマの返却時点の走行距離」−「契約月間走行キロ数」×「解約日までのリース期間（月数）」×15円
■中途解約に至る典型的パターン
カーリースの契約途中で解約を希望するのは、どんな状況が考えられるだろうか。例を挙げて説明する。
転勤期間の短縮
数年という短期で利用できるカーリースは、転勤や単身赴任中の利用に適している。ただし転勤する年数や月数が短くなった場合、途中解約しなければいけない。反対に、期間が長くなる場合は契約満了後に延長可能なプランもある。契約は年単位となっているため、半年などの契約や延長はできない点は覚えておこう。
家族が増えるなどで車両タイプを変更したい
カーリースで月額を安くするには、軽自動車を選ぶのが一番だ。ただし結婚したり子どもが産まれたりなどで、ミニバンやSUVに乗り換えたくなるかもしれない。介護が必要になり車いすを載せられる大きさの車種に変更する必要が出てくる可能性もある。そういった場合は一旦現在のカーリース契約を解約した上で、新たに契約し直すことになる。
急に海外駐在を命じられた
カーリース利用中に国内の転勤がある場合、リース会社に連絡し必要な手続きをした上でそのまま利用できる。ただしリース会社によっては、エリアを限定してサービスを提供している場合もあるため、転勤先では利用できないということもあり得る。海外転勤の場合は、そもそも車が不要になる。そのためカーリース契約は解約を余儀なくされるケースがある。
■【まとめ】SOMPOで乗ーるには免許返納オプションもあり
SOMPOで乗ーるは、将来的に免許返納を検討している人向けに「免許返納オプション」も用意している。月額1,100円〜のオプションを付けることにより、免許返納かつ契約開始後3年目以降の条件を満たした上で、未払いリース料がないこと、クルマを原状回復すること、およびクルマの返却などを条件に中途解約できる。
カーリースには興味があるが、満期まで利用できるのか不安という人は、ぜひオプションを検討しよう。
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