自動運転バスのオペレータ求人が登場!2024年7月調査、件数は1万1,798件

MaaS関連では「重要ポジション」案件も



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年7月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。


【参考】関連記事としては「自動運転求人、前月比25.8%減の1万4,011件 2024年6月調査」も参照。

■自動運転:前月比15.8%減の1万1,798件

「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2024年7月末時点で、前月比25.8%減、前年同月比40.6%減の14,011件だった。

サイト別では、Indeedが前月比26.9%減の4,560件、dodaが同1.4%減の4,833件、リクナビNEXTは同18.7%減の2,064件、マイナビ転職は同1.5%減の196件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同19.6%増の67件だった。


■自動運転バスのオペレーターの求人登場

自動運転バスの実用化が日本各地で進んでいることに伴い、バスのドライバーではなく、自動運転バスの「オペレーター」を募集する求人も登場している。主な仕事は「見守り」や「管理」だ。実用化の加速によって、こうした求人案件の増加が今後見込まれる。

■MaaS:前月比12.4%減の1,189件

「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2024年7月末時点で、前月比12.4%減、前年同月比70.8%減の1,189件だった。


主要転職サイト別では、Indeedは前月比70.5%減の122件、dodaが同17.0%増の785件、リクナビNEXTが同3.7%増の253件、マイナビ転職は同6.3%減の15件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同100.0%増の4件。

MaaS関連では、政府や自治体との渉外業務などを担う自動車メーカーでの役職など、具体的に事業を商用展開するための重要ポジションを担う人材を募集するケースなどが増えている。

ちなみにモビリティ業界に関しては求人動向も重要トピックの一つだが、最近はタクシー配車アプリやカーリース・サブスクのシェア争いが顕著で、主要なアプリ・サービスを以下の記事などで知っておきたいところだ。

【参考】モビリティ関連記事としては「タクシーアプリのクーポン情報まとめ!GO、S.RIDE、Uberなど」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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